荷物を軽くしたい

転勤族、賃貸住まい。小学生と未就園児の子供あり。引っ越しを楽にしたい&家事を手抜きしたいというズボラ心から物の取捨選択に励む記録。

【母が捨てるもの】中古の1戸建てを捨てることになりました。

サヨナラするもの

実家の母が、家を捨てることを決断しました。

実家ではありません。

実家の近所にある、弟家族が住んでいた中古の1戸建てです。

 

 

いつ、買ったもの?

8~9年前、弟夫婦が結婚するときに母が買いました。

 

もともと顔見知りの高齢夫婦が住んでいた家です。

母がこの土地に嫁に来たときにはすでにあった家で、

そのときのご夫婦の年齢を考えると

最低でも築60年は過ぎているだろうと思われます。

 

ご夫婦が亡くなってから空家になり、トイレ以外の水回りがリフォームされた状態で

(トイレだけはなぜか汲み取り式のまま!)

何年もの間 売りに出されて買い手がつかないでいました。

私の実家にも何度となく「買いませんか?」とセールスマンが来ていたそうですが

辺鄙なところにある上に古いせいか、土地建物付きでも

中古の軽自動車が買えるくらいの安い値段だったそうです。

 

その頃、弟が結婚して私の実家に同居する話が持ち上がりました。

 

今、私の実家は私が物を大量に捨てたことでだいぶスッキリしていますが

当時はまだ3兄弟の学習机やら何やらたくさんの物がありました。

「これでは新婚夫婦の住む部屋は作れない、

 近所の中古家を買って使ってない荷物を持ち込んでしまおう。」

という考えで、母はその中古1戸建てを買うことにしました。

 

 

すごいですよね。

不要なものを捨てればその家を買う必要がなかったのに

不要なものを移動して保管するために 

ウン百万の中古1戸建てを買ってしまったのです。

 

ちなみに、あとで話しますが

そのとき移動したものは全部捨ててしまってもうありません。

 

ほんとにお金がもったいないですねー。

 

 

 

どうしてサヨナラする?

弟たちが同居しはじめて2年くらいたった時に

嫁姑関係でいろいろあって(お察しください・笑)

同居を解消することになりました。

 

でも賃貸暮らしをするお金はないということで、

その中古1戸建てに弟夫婦がうつり住むことになりました。

 

このころ私と母の断捨離熱がすごい時期で、

実家の片づけで出た大量のごみとともに

その中古建てに移動していた3人分の学習机やタンスなど全部捨てて

弟夫婦が住めるようにしました。

 

 

問題なく暮らしていたように見えたのですが、昨年のちょうど今頃。

「排水が逆流するようになった」と弟夫婦がヘルプを出してきました。

洗濯水やお風呂の水が、キッチンのシンクに逆流するとのこと。

 

 

実家がリフォーム中だったので、リフォーム業者さんにすぐに見てもらったところ

「排水の配管がつまっている。

 配管の交換のような対応では無理。

 まるごと、立て直すくらいの工事が必要になる。

(母からの又聞きなので、正確には違う言い方だったかもしれません)」という返事。

築年数も古いし、配管のメンテナンスもしてこなかったし

もう住むのは無理なのかもね~なんて母は話していました。

 

その日から弟家族は洗濯、ご飯、風呂を実家で済ませ

その中古の1戸建てには寝に帰るだけ

という生活が続いていましたが

それも長期間になると大変なため

いよいよ実家での同居が再開することになりました。

(賃貸で暮らせる、あるいは新築の頭金程度の資金はまだ作れていなかったのですよね…トホホ)

 

 

空いた1戸建てはそのまま。

必要なものだけを実家に持ってくるように母が言ったので

その中古1戸建てには不要なものだけ残っている状態です。

 それも不要品が大量にあるということらしい。

 

弟も決して上手いほうではないのですが、

お嫁さんもまったく片づけができない人のようで

その中古の家は弟家族が住みはじめてからどんどんに汚部屋になっていったようです。

 

 

 

最初は、片付け大好きな私が片付けようか?と打診しましたが

「お姉さんに見られるのは恥ずかしいから嫌」と断られました。

 

 

また、以前、実家での同居を再開した時、

弟家族が住めるようにと

弟家族の部屋にあった父と母の衣類を

弟たちの部屋から別の部屋へ配置換えをして

不要なものを捨てるという作業を私が主導でやったことがあるのですが

「(弟の)服がなくなった、お姉さんが捨てたのではないか?」と

 あとからお嫁さんからクレームがきたことがあります。

 

(父と母と3人で確認しながら捨てたので絶対に捨ててはいないのです。

 弟は仕事で現場を見ていなかったので板挟み。)

 

これは今後私は関わらない方がいいなと、判断しました。

(そして誰か不在の時には捨てるのはやめようと心に決めました。)

 

 

 誰もその中古1戸建てを片付ける人がいません。

 

 

 

もう住めない汚家を置いておくのは、なんだか気になる。

でも解体して更地にすると固定資産税が高くなるから解体できない。

解体するお金も今はない。(弟夫婦は出す気がない)

どうするか。

 

 

 

という状態がこの1年続いていたのですが、ここで転機が来ました。

 

 

 

 

 

1.父親の退職でまとまったお金がわずかながら入ることになった

今年、無事に定年退職を迎えることができました。お父さんありがとう。

そして、ありがたいことにそのまま延長して働くことになり

当面の生活資金はまかなうことができるという保証ができました。

 

 

2.「特定空き家」に認定されてしまうと、空家の固定資産税が6倍になって更地の固定資産税と同等になる可能性があると 母が知ったこと

 

私も母も全くの不勉強で知らなかったのですが、

平成28年度の税制改正でこんな風に決まっていたようです。

 

 

              固定資産税     都市計画税

 更地             1.4%        0.3%

 小規模住宅用地      課税標準の1/6    課税標準の1/3

 200平米まで

 

 一般住宅用地       課税標準の1/3    課税標準の2/3

 200平米以上を超えた部分

 

このように、住宅用地については税制面で軽減措置がとられていることが分かります。

しかし、「特定空き家」に認定されると税金が高くなります。これは平成27年5月に完全施行された「空き家対策特別措置法」に基づくもので、特定空き家に認定されると上記の軽減措置がなくなり、更地と同じだけの課税になります。

 

 

 

 特定空き家とはなんぞや?

・そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態

・そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態

・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態 

・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

 

行政から指導や注意勧告をされたうえで是正されず、そのまま放置しているとさまざまな問題を引き起こすと思われる空き家を、「特定空き家」に認定して税制面での優遇をなくし、放置された空き家を減らすことを目的としています。

(上記すべて 不動産売却のお悩み解決サイト イエトク より引用)

 

いまのところ、弟たちの住んでいた中古1戸建ては外観上の「有害さ」「危険さ」は

ありません。

しかし、誰も家を管理する気がない、

母や私はしたいが

母は病気で、私は転勤族で年2~3回帰省できる程度(家事育児しながら)なので

思うようにできないという状態ですから、

このまま放置すれば特定空き家に認定されること間違いなし!なわけです。

 

 

ちなみに31年度には国土交通省からの改正要望事項として

「空き家の発生を抑制するための特例措置の拡充及び延長」があがっているようです。

こちらは上記の内容とは全くずれていますが、

(興味のある人は総務省のHPで読んでください。詳しく解説できる脳を持ち合わせておりません(笑))

どっちにしろ空き家の放置に未来はない!ということですね。

 

 

じゃあ特定空き家に認定されるまで放置しとく?という人も

もしやいるかもしれません。

 

しかし我が家には長年にわたって信じられている

「我が家のお金は貯まると消えていく(ような出来事がおきる)」

というジンクスがあります。

退職金でまとまったお金がある今こそ、不安要素を取り払っておかないと

いざやろうと思った時には資金がないという可能性が大なのです!

 

あれ?もしかしてこれこそ

「我が家のお金は貯まると消えていく出来事」なのでは?( ゚Д゚)ガーン

 

 

3.父親が畑をやりたいと言い出した

ときどきそう言って種をまいては放置 を繰り返していたので、

家族からすると「またかー」という感じでもあるのですが

家を解体しようか?と母が話したところ

「じゃあ、わしはそこで畑でもやろうかのー」とまた呑気に言いながらも

乗り気な様子だったそう。

 

更地のままだと固定資産税は高いけれど、

ちゃんと畑をするなら「農地」に変更して税金を安くできると母が言っていました。

こういう税金対策している人、けっこう多いんですね。

でも、更地の7割以上に実のなる植物を植えないといけないので

高齢になると畑仕事が難しくなり、かわりに果樹をたくさん植える人もいるとか。

なるほどね~。

 

母や妹は、父親が畑を放棄することを見越して「梅を植えようかなぁ」と

すでに話しているようです。

植えてもいいけど誰も管理できないから、植えっぱなしで大丈夫なものにしてね

と釘をさしております。

 

 

 

4.手続き関係ができるのは母しかいない

父親も弟夫婦も、手続き関係が一切ダメ。

これまでも車の購入から家族の大事な決め事まで、全部母が仕切ってきました。

その母は持病があり、数年前からもう日常をベッドで過ごすことが多くなっています。

この先、持病の進行と老いでどんどん体が動かなくなることが目に見えている母は

今自分ができるうちにやってしまおうと決断したようです。

 

長女としてはありがたい決断です。

母がしなければ、いずれ私がすることになるのです。

 

 

これらのすべての条件が整い、

中古1戸建てを解体する運びとなりました。

 

というわけで、今も着々と業者さんとのやりとりを

病床の母が進めてくれています。

 

また新たなことが分かり次第、ここに記録していきたいと思います。

 

 


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