おかげさまで、弟夫婦が住んでいた中古1戸建ての解体は順調に進んでいるようです。
【母が捨てるもの】中古の1戸建てを捨てることになりました。 - 荷物を軽くしたい
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【母が捨てるもの】中古の1戸建てを捨てることになりました。続2:解体祓いをしました - 荷物を軽くしたい
解体祓い当日に入院した母も、治療が功を奏して快方に向かっています。
毎日仕事帰りに見舞う弟が逐一状況を報告してくれているそうで、
今は屋根がすべて取り払われて
小さなショベルカーが元和室に鎮座しているらしいです。
病室の母には、解体業者さんから電話がかかってくることもあるようですが
体調が悪いながらも対応をする母には本当に頭が下がります。
私では状況がわからないから、もし私に電話がかかってきたとしても
結局母に確認しないといけないことになるんですよね…
無事に工事が終わりますように。
転勤族で実家から遠く離れているところに住んでいる為、
基本的に私の実家への帰省は盆正月の2回です。
2017年の年末に転勤で引っ越したばかりで荷解きと片付けで一生懸命だったので
2018年の正月は無理に帰省しなくていいと母に言われ
その言葉に甘えて帰省しませんでした。
その代わりに今年の夏休みには長めに帰省して、
母の片付けたい場所の片づけ作業を行ってきました。
母は持病があり片づけたい気持ちはあるけれど身体が言うことを聞かないので、
私が帰省するたびに母の指示のもと片付け掃除をするというのが通例です。
そのときに片付けた場所の一つが、洗面所下の収納。
帰省するたびに毎回チェックするのですが
2年近く使われずにずっと置いたままのこちらの洗剤を
「私が使うね」と持ち帰りました。
トイレ洗剤がたくさん。
母は体調によって買い物ができたりできなかったりするので
コープを利用しているのですが、
コープのカタログって欲しい商品が毎回載っているわけではないんですよね。
月に1回しか掲載されない商品とかもあって、
「これを逃したらまたいつ掲載されるかわからない」という思いから
在庫があるけど購入してしまい、
気が付いたらストック過多となってしまっていることが時々あります。
2年くらい前に片付け作業をしているときに
「これトイレにおいておくから気が付いたときに使ったらいいよ」
と声をかけてトイレに置いていたこともありましたが
その後も全く使われないまま置き去りにされていました。
今年の夏に帰省した時に母に
「体調が悪いと掃除どころじゃないかな?」と話すと、
「洗剤を使おうとも思ったんだけど、混ぜたらダメなやつがありそうで
なかなか使えなかった…」と。
なるほど、確かに。
混ぜたらダメなやつがあるかもと思っても、
裏の表示をちゃんと読むまでの元気・気力は母にはないのです。
「じゃあこれは私が持って帰って、うちで使うね。」と持ち帰りました。
8月に持ち帰って、
洗剤を1種類ごとに順番に使っていこうと考え、
とりあえず場所をとっていた箱入りのタブレット洗浄剤をすべて使い果たしました。
1週間に1回洗浄剤を便器やタンクに入れて使うタイプだったので
全部使い切るのに時間がかかりました。
さぁ次はこのボトルタイプの洗浄剤を使おう!と使ったところ
なにやら異変、違和感が。
ポロポロ落ちてきた気がしたのでよーく見てみると
こうやって指をあてて離すと
こんな感じでくっついてくる。
表示の文字が、浮き上がってはがれて、ぽろぽろ落ちてきたのでした。
肝心の中身の洗剤を恐る恐るだしてみると、
これまた表現しづらい、洗剤らしからぬ色と粘性のものがドロッと出てくる。
これは、劣化してる…使えない…
申し訳ないですが、そのままボトルごとゴミ箱へ捨ててしまいました。
(古布か何かに染み込ませて捨てた方がよかったのかも…
各自治体のごみ収集方法に従って捨てて下さいね)
家を整えるのは「母だけ」だった実家。
母が倒れて、母が家のことができなくったあとの実家は
誰も掃除をしないために汚れが蓄積して空気がどんよりとしていました。
「こんな部屋で母がゆっくり療養できるわけない」と
私が帰省した時には、毎回掃除と片付けをがんばっていましたが
年2回の帰省ではなかなか行き届かない場所もある。
その空間で日々を送る母には
「片付けたい」「きれいにしたい」という気持ちがいつもあって、
この洗剤たちは母の強い願望の現れなんだと思いました。
「タブレットを入れるだけでOK」とか「この洗剤を使うと配管もきれいになる」とか謳われているところにも、
身体が動かないなりになんとかできることをしたい、という気持ちがみてとれます。
「またストックが多くなってるよー。使わないなら買わないでよー。」なんて
片付けはじめの時期に、私、言っていましたからね。
ほんと反省です。
今は3か月に1回、にシルバーセンターさんに家の掃除をお願いしていて
きれいな部屋を維持することができています。
私が帰省して掃除をしないといけない場所は
母の部屋のベッドまわりや押入れの中、またそれ以外の部屋の収納の中くらいに
限られています。
そのシルバーさんへの連絡も、病床の母がしてくれている。
「あんたが帰ってくるたびに掃除ばっかりしてるのが気になってた。
これで掃除ばっかりしなくて済む。
実家に帰った時くらいゆっくりさせてやりたい。」
と母は言います。
なんと言ったらいいか…もう母には頭が上がりません。感謝しかないです。
私が病気になった時に、母のようにできるだろうか。
年末までには母も退院できそうなので、
年末の帰省時には母の指示のもとしっかり片付け掃除をしてこようと思います。