実家片付けを数年にわたり細々と続けてきました。
今は、適宜見直す必要はありますが、
魔窟のような場所はありません(父の部屋以外)。
「片付けておいてよかったよねー」とよく母と話すのですが、
今回のコロナ禍で
「本当にやっておいてよかった!」と母が言う場所が4つあります。
それをご紹介します。
1.台所の造り付け収納
食器が好きな母なので食器はほとんど捨てていません。
量が多く、大きな造り付け収納の8割を食器で占めています。
その収納の4~5か所の引き出しに食材が入っていました。
食器を整理して引き出しをざっくりとグルーピングしたことで、
空の引き出しがいくつか生まれ、
引き出し1ヵ所にストック食材すべてをまとめることができました。
片付けた直後も母は「前からこんな感じにしたかった!」と喜んでくれていたのですが、その後も使い勝手の良さをたびたび報告してくれます。
・浅い引き出しなので、下に埋もれているものがなく、見落としがなくなった。
・引き出しひとつを開けるだけで全体量が見渡せるので
①2重買いがなくなった、買い忘れがなくなった
②賞味期限切れがなくなった
③まんべんなくいろんなものを食べるようになった
(乾物を忘れがちだったようです)
何も入れるものがなかったこちらの引き出しには、今回のことでストックを増やしたお米をいれるようになったそうです。
*参考記事* 台所収納を片付けた時の記事
2.階段下収納
日用品のストックを置く場所を決めたので、ここを見るだけで在庫の減り具合が確認でき、頼むタイミングを逃すことがなくなったそうです。
だいたいいつもこれくらいの量があるように買い足しているそうで、先日の紙類品薄の状況のときも充分在庫があり安心だったと話していました。
これ↑は 2018年の片付け作業後の写真ですが、
トイレットペーパー、ボックスティッシュ、炭酸水などの置き場はこの後も変更していません。
2019年12月末に帰省した直後に撮った様子がこちら。
実家に到着してすぐに撮影したので私は片付けてはいません。
母がこの状態をキープしているということですね^^
(手前のビニール袋や段ボールは畑で収穫した野菜たち)
階段下収納はそんなに広い場所ではないので大量に置くことはできませんが、
2階の空っぽの洋間に置くこともできます。
2階にあがると呼吸がつらくなる母は滅多に2階にあがらないので「本当に置く場所がない」という時に使うくらいかな。
家の中に余白がある、というのは、このコロナ禍では安心材料になると思います。
(ストック置き場のほか、感染者の隔離部屋としても使えますよね)
*参考記事*
【実家片付け~2018年の年末帰省の片づけ~】階段下収納の片づけ
3.古い平屋(空き家の解体)
解体していま畑になっている場所ですね。
これは私はほとんど関わっていません。
母がひとりで家族全員の意見を聞き、決定し、業者を決め、発注し、手続きの書類記入や工事中の連絡の一切を引き受け、完了させました。
解体期間中に肺炎で入院もしていましたからね…
本当にすごいですうちの母は…頭があがりません…
解体してよかったと思う点は2つ。
①火災保険料の支払いがなくなった
平屋に誰も住んでいなくても火災のリスクはあるので火災保険をかけ続けていましたが、解体したことで保険を解約することができました。
これにより、これまで毎月3130円×12か月=37560円かかっていた保険料が0円に。
そして、解約時に契約期間が残っていたということで約7万円ほど還付されました。
このコロナ禍で収入が確実に減るので、
支出が減らせることはとても大事です。
ちなみに、固定資産税はどうなったかというと、
今年度は少し高くなりました。
今母が住んでいる家と平屋の2軒分、それと駐車場にしている場所が1ヵ所あり、
それを含めたこれまでの固定資産税は、
2017年 5月 24800円(2軒分)+1300円(駐車場)
7月 24000円+1000円
12月 24000円+1000円
2018年 2月 24000円+1000円
合計 ¥101,100
でした。
そして、2018年12月平屋の解体が終了。
解体した次の年度の固定資産税は、
2019年 5月 ¥23,500(1軒分+元平屋の土地)+¥1,300(駐車場)
7月 ¥20,000 + ¥1,000
12月 ¥20,000 + ¥1,000
2020年 2月 ¥20,000 + ¥1,000
合計 ¥87,800
年間で13300円もお安くなった!
そして、2019年の10月頃、
市役所から「固定資産税の調査にきました」と職員の方が来られて、畑を撮影していたそうです。
その結果、今回2020年度の固定資産税の支払い予定額が、
2020年 5月 25300円(1軒+元平屋の土地)+1300円(駐車場)
7月 25000円+1000円
12月 25000円+1000円2021年 2月 25000円+1000円
合計 ¥104,600
解体前より、年間で3500円増えてしまいました。
(先日この通知が来て母もどうして高くなったのかわからず、今度電話で聞いてみようかなと話していました)
ただ、増えたとはいっても、
解体前は、
固定資産税 ¥101,100 + 火災保険(平屋分)¥37,560 = 年間¥138,660
解体後は、
固定資産税 ¥104,600 +火災保険(平屋分)¥0 = 年間¥104,600
年間で¥34,060の差額があります。
なので、解体してよかったと思います。
②趣味を楽しむ場所ができた
花を育て、野菜を作るのが趣味だった母。
昨年の秋口から変更した薬が体に合っていたようで、体調が劇的に改善し、広い畑で思う存分花や野菜を育てることができるようになりました。
これまでは自宅内で1日を過ごすか、
ごくまれに庭の花の世話をするくらいだったのが、
数時間 畑作業に精を出すことで、筋力もつき、
テレビを見ないで済むので今は本当に良い気分転換にもなっていると言います。
感染を気にすることなく、体力維持&リフレッシュができる場所があるって最強。
買い物に行かずに畑で採れた野菜で食事がまかなえることも多く、
感染のリスクを下げることができる上に、食費が助かっているということでした。
がんばって草取りや畑づくりを手伝ってよかったです。
*参考記事*
4.水回り(リフォーム)
こちらも私が片付けたところではないのですが、加えます。^^;
トイレ&脱衣洗面所&お風呂のリフォームは、
昨年のうちにやっておいて本当に良かった!と母は言います。
特にお風呂と脱衣洗面所に冷暖房を完備したことで、
今年の冬は、まったく寒さを感じることなくトイレもお風呂も使えたそう。
お風呂も脱衣所もすぐに温まるので、
畑で汚れたり、特に今は 買い物や病院などの外出から帰ってきた時に、風邪を心配することなくすぐに入浴できるのが本当に助かっているようです。
きれいになった浴室&脱衣洗面所&トイレは掃除が簡単で、使っていて気持ちが良い。
家時間が心地よく過ごせるということですね。
じつは今年の春に母の部屋の壁紙を同じ業者さんに張り替えてもらう予定にしていました。
作業自体は数日で済みますが、
母が肺の持病があるため、業者さんから
「ぼくらが家に入ることで感染するリスクが高くなりますよね」
と心配してくださり、母も同意の上 延期することになりました。
壁紙は工事が延期しても生活に支障がまったくありません。
(目立った汚れはなく、抗菌&消臭のものに変える予定でした。)
でも、水まわりは毎日使うところですので、
もし工事が延期されれば「汚い」「古い」「寒い」をずっと抱えたまま暮らすことになっていたでしょう。
とてもお金がかかったのですが、それだけの価値はあったと母が言っています。
*参考記事*
⇓リフォーム前
【実家片付け~2018年の年末帰省の片づけ~】脱衣洗面所の片づけ
【実家片付け~2018年の年末帰省の片づけ~】浴室の掃除*汚画像あり
⇓リフォーム後
【実家片付け~2019年8月~】リフォームした浴室と脱衣洗面所を公開&妹が買ってきた備品を紹介
以上、母が「本当にやっておいてよかった!」と思った場所でした。
実家に帰省することは年内は難しいかもしれません。
母が毎日元気に生活してくれるのを遠くから願っています。
岡江久美子さん、母も私も大好きでした。
結婚して就職するまでの数か月の期間、毎朝はなまるマーケットを観ていました。
あんなに元気に活躍されていた方の突然の訃報に、本当にびっくりして悲しかったです。
母と同年代なので、母も非常にショックが大きく、
以前よりもさらに感染への危機感をつのらせています。
一日でも早く収束しますように…
ご冥福をお祈り申し上げます。