今回の引っ越しでは、
もともと持っていた冷蔵庫は夫の単身赴任先へ
引越し業者さんに運んでもらいました。
2018年に撮影したもの。55㎡の賃貸、6畳のダイニングに置いているときの様子です。
1人暮らしには大きなサイズですが、
夫は1日6g以内の減塩食にするように栄養士さんから指導を受けており
単身赴任しているあいだも
私が減塩食を2週間分くらいまとめて作って送ることを計画していたので
冷凍庫は容量が大きい方がいいと考えました。
4食分のセットを置いた様子。14日分…置けそうだねっ(`・ω・´)
▼こちらのブログで減塩食を記録しています。
そして、
夫の単身赴任先の44㎡の部屋にはこのサイズの冷蔵庫は置けますが
私たちの住む30㎡の賃貸の玄関は
このサイズの冷蔵庫が通りません(笑)
いや、そのまえに
狭くて急な階段が通れない(笑)
どうしても持ち込むならクレーンで持ち上げてもらわないといけない感じでした。
(長女が受験のときに内見し、キッチン・玄関・階段などの測量済)
なので悩むことなく夫宅へ運んでもらうことにしました。
私たちの住む部屋の冷蔵庫を購入するにあたって
中古商品を安く購入することも考えましたが、
自分たちで運搬することになるのでやめました。
Webで、
・狭い階段、狭い玄関を通過できるサイズ
・30㎡の賃貸部屋に置ける
・夫への減塩食2週間分を冷凍できる容量がある
という条件で検索し見つけたものの、
年度末の引っ越しシーズンのため配送日を指定できないという店舗ばかり。
それでも「注文後2~3日で発送可能」となっていたので
引越し前に届けてもらっても困るしと、
引越し直前にWebでポチりました。
結果的に、
3月27日から住み始めて4月4日冷蔵庫が届くまで
11日間ほど冷蔵庫がない生活を送ることになりました。
ミニマリストというライフスタイルを送る方の中には
「冷蔵庫のない生活」を送っている方もいらっしゃいます。
そもそも日本に電気冷蔵庫が輸入されたのが1923(大正12)年だそう。
それ以前の長い年月、人はみな冷蔵庫のない生活をおくっていたわけで、
「まぁ2週間くらいなら冷蔵庫がなくても大丈夫でしょう(゚∀゚)」
という感じでおりました。
結論から言うと、
「近所に生鮮食品が買えるお店がある」場所に住んでいて
「気温の高くない時期」に
「お弁当作りが不要」であるならば
私は冷蔵庫がなくても生きていけると思います。
野菜や果物などでも常温保管が可能なものを購入し、
保管できないものは食べたいときに買ってすぐ食べる。
(アイスも食べたいときに買いに行きます・笑)
肉、魚もその日食べるものだけ購入する。
卵は常温保存が可能なので、
お店が開店する前の朝食のたんぱく質は卵料理にする。
昼前にお店に行ってその日食べる肉、魚を購入し、
昼食を作るときに夕食も完成しておく。
(肉、魚を生で常温保存できないので、焼いたり煮たりしておく)
そんな感じで、
日々の食卓を回していくことができました。
それまでは1週間の食品をまとめ買いしていたので、
毎日「今日何食べたいかな?」と
お店の品ぞろえや自分の身体と相談して食べるものを決めるのは
とても新鮮な感覚で、
純粋に「今食べたいものをすぐ作って食べる」ということができて
なんだかいつもより食事をすることが幸せに感じました。
冷蔵庫にストックされた食品を組み合わせて料理を作ることって、
私にとっては意外とストレスだったのかもしれません。
ただ、現代のような異常に気温の高い夏だと、
昼に完成させて常温で置いていたものを夕食に食べるのは
ちょっと危険な気がします。
(実際にやっていないのでわかりませんが)
そして「朝からお弁当を作る」となると、
お店が開いていないので
お弁当のメインに肉、魚を使えず
卵料理がメインになります。^^;
缶詰ならOKですが、作れるメニューは限られてきますね。
前日に作っておくことはできても
翌日の昼まで常温保存することになるので
傷んでしまわないか不安かな…。
※ちなみに電子レンジもないので温め直しは直火限定です。
一番近いスーパーが車で15分かかるところにある
私の実家のような場所に住んでいると
アイスは車中で食べないと溶けますね…(`・ω・´)
(アイスにおこだわり)
昔の人がたくさん肉や魚、野菜などがとれた時に
塩漬けしたり、干して乾燥させたりして
腐敗しないように長期保存させていた理由が身に染みてよくわかりました。
我が家はここ数年減塩生活を送っていたので
干物や塩漬けは「敵」でしたからね。
あらためて”塩”の存在を考えるいい機会となりました。
その他に気づいたのが
「調味料の保存が難しい」ということ。
”開封後は冷蔵保存”というものが多いんですよね。
ドレッシングや、ポン酢、めんつゆなどの
かけるだけで味付けが決まる便利な調味料だけでなく、
基本の調味料の醤油や味噌もそうでした。
特に我が家は塩の含量が少ない減塩調味料を使っているので
”開封後は冷蔵保存”の商品が多く、
引越し当初は恐る恐る使っていましたが
最終的に捨ててしまいました。
冷蔵庫がくるまでの減塩料理は、
近所のスーパーで出会ったこちらの減塩しょうゆを使いました。
密封容器を開発し、開封しても常温保存で開けたての鮮度を保つことができるようになっているそうです。
ありがとうメーカーさん!
毎朝目玉焼きにかけていたウスターソースが常温保存可能と知った時は
とってもうれしかったです。
味付けをする調味料という点でも、
常温で長期保存のできる”塩”の偉大さに気づかされました。
あと、乳製品が地味に大変でした。
毎朝パン食の我が家はバターが必須。
常温保存して柔らかくなっているバターを、
毎朝まず私が五感をフルに使って観察&試食して
安全を確認してから食べる、ということを11日間しました(笑)
※真似をしないでください。
我が家のこどもが毎食漢方薬を飲むのですが、
苦いのでココアと牛乳にまぜて飲むのですよ。
牛乳も保存できないので、
「朝コンビニに牛乳を買いに行き
その牛乳で朝と昼のココア入り漢方薬を飲み、
夕方にスーパーに牛乳を買いに行き
夕のココア入り漢方薬を飲む。」
というシステムでまわすことになりました。
一番小さい125ml牛乳が、
近所のコンビニやスーパーでは1個120円前後します。
それを1日2個、11日間なので
(120円×2個)×11日=2640円
こちらの地域の1リットルの牛乳の値段は200円程度。
1リットルあれば我が家では1週間は持つので
11日間で400円あればまかなえたことになり、
その差額は2240円。
乳製品をよく使うご家庭は冷蔵庫は必須ですね。
なくても生活できるけど、
あると格段に食生活の幅が広がるのが冷蔵庫だなと
しみじみ思いました。
そして、
冷蔵庫が来て調味料のボトルや野菜を中に納めると
それまで平面に雑多に広がっていたモノたちが
白い箱に、縦に収まり
すっきりとした空間になりました。
我が家の夫に送るお弁当箱は、
こちらのダイソーで購入した500mlサイズのものですが
冷凍庫の3つ引き出しのうち、
一番下の引き出しに9個収納できます。
2週間の夕食分のお弁当を作ると14個。
3つの引き出しをフルに使えば収納可能です。
冷蔵庫は収納としても優秀だったんですね(´▽`)
冷蔵庫のない生活を送ってみて、
冷蔵庫の万能さにあらためて気づきました。
(さすが3種の神器と言われだけある…!)
そして、常温保存できるものも
なんでもかんでも冷蔵庫に突っ込んでいた自分の無知さも
思い知ることになりました。
冷蔵庫の良さを無駄遣いしないように
大切に使いたいと思います。
▼我が家が購入した冷蔵庫はこちらの商品。
|
コンパクトだけど、
冷蔵庫なし生活を送ったあとだと
「全然イケる!冷蔵保存するものだけヨロシクね☆!」
と充分頼もしい存在です(笑)
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