前回の記事に、
2019年の年末に食器棚を片付けたときの記事を貼り付けたんですが。
自分でも久しぶりにこの記事を読んでみて、
「”使ってないから捨てるよ”って無理やり捨てなくてよかったなー」
と思ったものがありました。
10年以上使ってなかったもの
捨てなくてよかったものは、2つあります。
まずはひとつめ。
この大きな食器棚に入っていた、ざるです。
この画像の一番上の棚にあるやつです。
5~6個あったんですよ。
丁寧な暮らし系でよく見かける、梅干しとか干し野菜とか作っちゃうようなざるです。
ここを片付けた2019年から逆算して10年以上はざるを使ったのを見たことがなく、私が料理するときも使うことがなかったので
「これ捨てん?」
と実家片付けをするたびに母に聞いていました。
母からの返事は、いつも
「うーん…いや、まだ置いとって。」
まぁ置き場所がないわけじゃないので、
そのまま置いとくかぁ…
捨てたらスッキリするのになぁ…
と、当時捨て魔だった私はちょっと残念に思いながら残していました。
そのざるが、ですよ。
今や毎日大活躍です。
こういう感じで使いたかったんだろうね母は。
ずっと病気のせいでベッドで過ごす毎日で
「長女ちゃんが小学校入学するまではよう生きとらんねぇ」
と言うのが口癖だったので、
正直
「ざるを残していても使うことないよ。」
と心の中で思っていました。
まさか、ざるを使えるくらい体調が復活するとは。
母も私も思いもしませんでした。
いや、母は望んでいたのでしょうね。
だから残してほしかったんだと思います。
2つめは、このカゴ。
実家に、このカゴが5個あったんです。
同じ形だけど、大きさが少しずつ違っていて。
玄関では鍵とか小銭とか投げ込んであったり、
台所のカウンターでは飴、文房具、綿棒、割りばし、コンビニ袋などが雑多に入っていたり。
これがあるせいで物が迷子になったり物が片付かないんだ、と私は思っていました。
数年にかけて物を減らしていたら
どんどん入れるものがなくなっていき、
とうとう5個すべての中身がなくなったので、
「これ捨てていい?」
と母に聞きました。
「うーーん」と悩んだ末、
母は5個のうち2個残したんですよ。
そのカゴも今、
野菜の収穫で大活躍です。
母はこうやって使いたかったんだなぁ。
片付けのセオリーでは
10年以上使っていないものって捨てていいとされる場合が多いです。
(このカゴはまぁ”使っていた”けど”有効活用できていない”ものでした)
10年以上使わなかったものがまた使われることは滅多にないですからね。
だけど、母のように
10年以上使っていなかったものでも使うようになる場合があるんだなぁ…
と、母からのLINEでかごやざるを活用している画像を見るたびに思い知らされます。
「使っていないものは捨てる」を実行しなかったら、私の今の生活はなかった。
じゃぁ、心残りのあるものは全部残したらいいのかって言ったら、そうじゃないと思うんです。
やっぱり、使ってないものは捨てていい。
もし、私がどんどん物を捨てていなかったら、
今”31㎡に3人暮らし”なんかできていなかったからです。
▼物を減らしたらやりたいことができるんじゃないかと思っていた話。
「学校めっちゃ楽しいよ!」という長女を見ると、
不要な物を手放してよかった!
と心から思っています。
残すかどうか迷ったら「それは本当に自分のやりたいことなのか」を考える。
思いつくままにつれづれと書きながら気づいたのですが、
10年以上使っていなかった”ざる”は、
母の本当のやりたいこと(畑で野菜を作る、それを調理する)だった。
だから残していてよかったのかな、と。
その代わり、それ以外の物は、
服や紙類はそれはそれは潔く捨てる判断をしていました。
(両親とも昔から漫画が大好きでたくさん持っていましたが、全部捨てて1冊もありません。)
物とちゃんと向き合って
「それは本当に私のやりたいことなのか?」
と自問自答する。
本当にやりたいことなら残す。
自分がやりたいことって自分自身にしかわからないですから、
捨てるか捨てないかの判断は、自分でする。
そうすれば
「捨てて後悔」
「捨てすぎてリバウンド」
にはならないんじゃないかなーと思います。
『人の物を片付けるときには勝手に捨てない。
了承を得てから捨てる。』
という片付けセオリーを守っていてよかったと思いました。
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