連日の収納全出し&掃除のおかげで、物欲はどんどん失われております。
モノの管理をするのが面倒くさすぎる。
ズボラなのに、「ちゃんとしたい」という完璧主義者の気質も持ち合わせているのでややこしい。
自分のモノに関しては『不要なモノをどんどん手放す』『今あるモノをしっかり使い果たす』という方針で、管理の手間を減らしています。
今住んでいるこの部屋のモノには、それほど大きな問題はないと思っています。
(賞味期限が切れるモノもありますが、自己責任でおいしくいただいております笑)
(ほかのモノも、生活スペースを圧迫するほどあふれてはいないです。)
この部屋以外に私が管理する場所が、夫の単身赴任先と、私の実家。
夫に関しては「ここ最近の引っ越しは一人で荷造りをしてるし(全部自分で荷造りすることでモノを持つ大変さがわかるだろうし)、まぁいいか」とちょっと様子見中。
実家については、数年前の実家片づけでひと通り不要なモノは捨てきり、母自身が台風でホテルに避難した経験から「本当に必要なモノは少ない。ミニマリストになる人の気持ちがわかった」とモノを増やさない思考になっていたので、今後両親が亡くなったあとの片づけはそんなに大変ではないだろうと思っていました。
そんな中、実家の母がとつぜん
「畑に倉庫を建てようかと思ってるのよ」
と、言い出しまして。
私思わず、
「えっ(`・ω・´) ちょっとイヤだ」
と返答しました。
母は、いろんな持病があって体調の波があるなか、畑で野菜や花を育てるのを楽しんでいます。
「畑に出ると気分が変わる」
「体を動かすから、ちゃんと汗もかくし、お腹もすくし、足に筋力がつく」
「生活のリズムがよくなる」
と、話しています。
*母の畑*
畑で採れた野菜を送ってもらっているので、私もとても助かっています。
*今年のさつまいもは豊作だったようです*
母が祖母と叔父とさつまいも堀りをしたときに、叔父から
「畑に倉庫を建てたらどうか」
「畑の道具が雨にさらされないですむ」
「エアコンをつけたらちょっと休憩する部屋にもなる」
という話をされたようなのです。
家から畑までは歩いて数十秒。
元気な人であれば、畑の道具は使うたびに家から持ち出して作業が終われば持ち帰ればいいこと。
休憩も家ですればいい。
ですが、母は肺の病気があり、酸素ボンベをコロコロと引っ張って持ち歩き酸素を吸いながら作業していることもあったり、酸素が不要なほど体調がいい時でも休み休みでないと息があがります。
毎日家からクワなどの大きな道具を運ぶことも、休憩のたびに家に帰ることも、母にとってはなかなかの重労働。
なので最近は、家の前に停めている車に乗って畑まで行き、疲れたら車の中で休んでいると話していたことがあります。
それを叔父も知っていて、倉庫を建てたらどうか?と提案してきたようです。
最初は、クワとか鍬とかの道具を保管する目的で、こんな商品↓を考えていたけど
収納庫 シンプリー|株式会社稲葉製作所 (inaba-ss.co.jp)
※イナバ物置HPから画像お借りしています。
次第に「エアコンを設置して完全に自分専用の個室みたいに使いたいなー」とこんな商品↓へと意識が向いてきたのだそう。
※イナバ物置HPより画像をお借りしております。
いや、これはでかくない!?
おかーちゃんが死んだあと、私これどうやって捨てたらいいん?!
捨てるのにかなりお金かかるでしょこれ!
あとさー、台風の時に飛ぶかもとか心配じゃん!?
絶対要らないでしょ!
贅沢じゃない?!
私は、断固拒否しました。
母はそれをきいて、うーんと少し黙ったあと
「私が死んだあとは弟(叔父さん)にもらってもらえばいい」
(確かに田舎で土地が広いので置く場所は充分あります)
「すぐ買うわけじゃないから。
ちょっと考えてるだけだから。」
「どんな商品があるか知りたいから、イナバ物置のカタログを請求してくれない?」
と話し、私はしぶしぶ了承して電話を切りました。
でね、電話を切った後に思ったんです。
母が生きている間にやりたいことができないというのも、おかしな話だなと。
「死んだ後のことを考えて!」と子供の私が言うのは、
私には言う権利がないとは言えないけど
母に『やりたいことを我慢して』と言う権利もないなと。
母が働いてくれたおかげで私たちきょうだいは進みたい道に進むことができたし、母が暴れ馬のような父をなんとか制御してくれているおかげで、私たちはいま平和に暮らせている。
母の一生を、子供や夫の面倒をみるだけで終わらせるのはダメでしょ。
ほぼ寝たきりの状態からなんとか畑作業ができるようになるまで復活できたのに、
「おかーちゃんが死んだあと私が倉庫を捨てるのが大変だから買っちゃダメ!」
と言うのはやっぱり違うな、と反省しました。
すぐに電話を掛け直し、
「さっきはごめん。
おかーちゃんが生きてるうちにやりたいことやったらいいよ。
ほしかったら買ってもいいよ。」
と伝えました。
ブログをフォローしているミニマリストさんたちが
「ミニマルな暮らしを人に押し付けない」
と書いているのを何度も読んで
「そのとおりだ」
と納得して理解していたつもりだったけど、
自分がそれを始末するのか?大変そう!と思った瞬間、私は「人は人、私は私」という考えにはなれなかったです。
反省しかないです。
この話は2週間前の出来事でした。
その後、無事にイナバ物置のカタログが母のもとに届きました。
残念ながら、カタログを目にした父親がたいそう不機嫌になったため(「お前は俺が欲しいものは買うなというのにお前が欲しいのは買うのか!」みたいな感じです…いつもこんな感じです...)、いまは何も決まっておりません。
父はこれまで本能のまま好き勝手生きてきて、人の道から外れたことも平気でします。家族はその尻ぬぐいをさせられてうんざりしております。父が欲しいと言うものは家計と見合っていなかったり「どうせ買ってもすぐ飽きるだろう」と思われるものばかりで(実際飽きて放置する)家族はだいたい反対します。俺が働いて稼いだ金だ!好き勝手させろ!と騒ぐのだけど、お金は計画的に使わなければいけないという考えがない人なので「買ったらお金がなくなる」とわからないんです。母が手綱をしめてお金を貯めてくれていなければ私は進学できなかったです。母の苦労のおかげで私は進学・卒業・就職できたと思っているので、母には楽してもらいたい気持ちが大きいです。
父の怒りが収まった頃合いを見て、叔父と相談して決めるようです。
母が納得のいく決断ができるよう見守っていこうと思います。
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