持っているものすべての量を把握するために、一か所にまとめたい。
次女が要らないと判断したぬいぐるみやおもちゃも、この部屋で保管するには多いので、いくつか売るなり寄付するなりの方法で手放したかった。
でも今回、夫の単身赴任先へ持って行ってもらうという、今までの私ならできるだけやりたくない方法を選びました。
気持ちが、揺らいでしまいました。
『旬が過ぎたおもちゃは手放す』
ということをずっとやってきた我が家。
それが最適解だと思っていたのです。
それがここ最近、中3長女が昔好きだったアニメやキャラクターに再びハマり始めまして、フリマアプリなどでグッズや本を探してみるようになったんですよ。
検索すると、昔持っていたグッズが見つかって懐かしく思ったり。
フリマアプリどころか、公式WEBページにさえ掲載されていなかったり。
で、長女に
「なんであのとき捨てたん。
置いておけばよかった。」
と言われました。
言われたときは
おかーさんは勝手に捨てていません。
捨てなさいとも言っていません。
自分でいらないって判断したのよ。
とさらりと返しました。
自分で捨てると判断したので、それ以上私が責められることはありませんでしたが、
「捨てなきゃよかったー!」
と後悔している様子を見ると、保管しておいたほうがよかったのか…?とちょっと揺らいだんですよね。
あらためて、過去の長女のおもちゃ遍歴を振り返ってみます。
持ってたおもちゃと手放しの様子を振り返る
幼少期
・Eテレやサンリオのキャラクターものがいただきもので集まってくる
・メルちゃんとそのおもちゃを親が買い与える
・長女はどれに対してもなんとなく好きかもーという程度で執着はない
入園後~小学校中学年
・テレビアニメや友達が持っているキャラクターで気になるものを欲しがる(プリキュア、ジュエルペット、ピカチュウ、すみっコぐらしなど)
・リカちゃん人形を好きになる
*そのころの長女のおもちゃ全出しの様子*
小学校高学年
・ピカチュウブーム到来 ピカチュウ系の文具や雑貨を買い集める
・ジュエルペットは弱火になりつつあるが好き(お弁当箱や箸セットはジュエルペットで、繰り返し見ていたアニメもジュエルペットだった)
・リカちゃん一式を手放す
中学入学直前
・入学のために引っ越す賃貸が狭く、持ち物を減らす必要があったので、お気に入りのモノだけ残して捨てる
・無理強いはまったくしておらず、「本当に要るモノって少ないね」と本人は納得していた
中学入学後
・アマプラでハイキュー!を観てハマり、コミック全巻を誕生日プレゼントで買ってもらう
先に捨ててスペースを確保してから
無事に購入。
その後は、アニメではなくYouTubeを観ることが多くなる。
推しのYouTuberのグッズを買ったりする。
中学3年
プリキュアの良さを語り合える友達がいて、急にプリキュアブームが再来。
プリキュアの映画を友達と観に行って
「やっぱプリキュア最高よね」
と盛り上がり、現在もドはまり中。
先日2024年から始まる新しいプリキュア『わんだふるぷりきゅあ』のロゴが発表されて、自分がよく見ていた世代のプリキュアと大きく方向転換しそうだと戦々恐々としています。(苦笑)
過去の記事を振り返ったのですが、プリキュアのおもちゃ画像がなぜだかひとつもない(;'∀')
変身系おもちゃは確かに持っていたので、ブログを始める前に捨てたのかも…
あっ、次女のおもちゃ片付けの記事の中で小さいプリキュアを発見!
捨てる前に一旦次女にあげて、次女が飽きたタイミングで完全に捨てたのかな。
まぁこんな感じで、プリキュアに関するおもちゃは現在ひとつも手元に残っておりません。
捨てなきゃよかったのか?
小さかった頃の長女が
「中学生の頃になったらまたプリキュアが好きになるからこのおもちゃは持っておこう!」
なんて考えるはずがありません。
もちろん私もそんなことは微塵も思いませんでした。
もうプリキュアは見ていない、違うアニメに意識が向いているとなれば「捨てる」判断になります。
では、すべてのおもちゃを一つも捨てないまま生活できただろうか?
過去記事を見ながら自問自答してみましたが、私には絶対に無理だったと思います。
ぬいぐるみはホコリが付いてカビやダニが発生する可能性があるので、こまめに洗濯や虫干しが必要。
絵本もお絵描きした紙も、放置したままだとあっというまにホコリだらけで気が付いたらチャタテムシがいる。
小さいおもちゃはホコリが溜まりやすく、掃除も大変で、おもちゃの2軍置き場はほとんど動かさないので久々の全出しでGの痕跡を見つけたことも。
転勤先で頼れる人もおらずワンオペ育児。
私が管理できる量にしなければ、やってもやっても終わらない片付けと日々の家事育児とPTAのお仕事とでキャパオーバーの状態が続き、精神的に不安定になっていたかもしれない。
ハウスダストアレルギーの症状が強く出て苦しんでいたかもしれない。
実際、ホコリに敏感な次女は鼻炎がちで、たびたび悪化しては鼻血を出したりして鼻炎薬を飲み続けないといけませんでした。(2年近く週1耳鼻科に通い続けました。)
そもそも、『少ないモノで充分に生きていける』と自信を持って思えなかったら、他県へ受験をしたいと言った長女を応援できなかった。
おもちゃや本、衣類など含め、私が管理できる量に減らした
↓
子どもたちは過不足なく遊んでいた
↓
少ないモノで暮らせそうだ
↓
よし、長女が受験に合格したら都会へ引っ越すぞ!
狭い部屋ならなんとか借りれる!
という感じで、
モノを減らしたからこそ、
私と子どもはこの土地に引っ越せたんです。
もしおもちゃをまったく手放していなかったら、今ここでの暮らしはなかったと思います。
やっぱり、私は「捨てなきゃよかった」とは思えない。
区切り区切りでおもちゃと向き合って、手放してきてよかったと私は思います。
もちろん、保管できるスペースや能力がある人は持っていていいんですよ。
私には無理だったなというだけ。
子ども自身でたくさんのおもちゃは管理できなかったし、
「おもちゃを捨てるなんてひどい」と言っていた夫も、週1でいいからハウス系おもちゃを次女と一緒にキレイに掃除してとお願いしたことさえ続かなかった。
(もちろん自分の溜め込んだ持ち物もカビやシミだらけにしていた)
*この記事で夫へのグチを盛大に書いている…笑*
長女に
「捨てなきゃよかった」
と言われて、
「手放さなきゃよかったのか?」
と気持ちが揺れたけど、
「手放さなきゃ暮らせなかった」
という結論に至りました。
暮らしに潤いを与えてくれるもの
なら、今回次女が要らないと判断したぬいぐるみたちも手放せば?と思いますよね。
つい先日、こちらの動画を拝聴しました。
ムダなモノ
不要なモノ
役に立たないモノ
実用的でないモノ
これらのものを排除して、本当に必要なモノや役立つものを選んで使い、紹介してきた。
ここ数年大変なことが多くて、いちいち全力で向き合っていたら体がもたないから、気にしないふりをしていたら、そのうちベール越しに世の中を見るような感覚になっていった。
「わくわくできなくなった」
「強い感情がわかなくなった」
感性が失われてきて、心がしんじゃいそうだった。
たまたま旅行で行った小樽でガラス細工に出会って、
「あ!これすごく昔好きだった!」
と思い出した。
ガラス細工は、ただの飾りで役に立たないモノだったから、すっかり好きだったことを忘れていた。
ムダなモノのなかに自分がめちゃくちゃときめくモノがあった。
感覚を開放して好きなモノと再会できた。
ここ数か月は、やらなくていいことをやる時間を作って、心ときめくものと出会い、好きなモノを思い出して感性を取り戻す作業をしていた。
そんな内容でした。
この話、めちゃくちゃタイムリーでものすごく頷けたんですよ。
私もここ数年生活を楽にするためにひたすらムダを排除して必要なモノだけを選び取って暮らしてきました。やらなきゃいけないことに集中できて本当によかったと思います。
それが、今年になってほぼ日手帳のオリジナル1日1ページタイプを使い始め、手帳を書く楽しさや文具が好きだったことを思い出したり、本屋さんでふと気になった本も買ってみてなんとか時間を作って読んだら、とても楽しかったんです。
ムダを排除して生まれた空間や時間でゆっくり過ごす。
それも最高に好き。
幸せだなーと感じます。
ただ、好きだったこと・モノに触れているうちに、少しずつ、体温が戻ってきたような、消えかかっていた火が少しずつ大きくなってきたような感覚があったんですよね。
省エネモードを通常モードに戻したみたいな。
(みおりんさんは、心が機内モードみたいだったとおっしゃっていました。それもわかる!)
自分の生活には不要でムダで実用的でないと判断していたモノの中に、自分の好きなモノがあった!
好きなモノは見なかったことにしていたけど、ちゃんと好きって思っていいんだ!
ムダだと思っていたモノは、自分の暮らしに潤いを与えてくれる必要なモノだった!
と気づきがあった。
長女が好きなプリキュアも、ないと暮らせないような実用的なモノではないけれど、暮らしに潤いを与えてくれる必要なモノなんだろうなと。
長女は今プリキュアやジュエルペットのグッズを買い漁っておりますが、自分のお小遣いの範囲で自分が管理するならOKと口出しはしておりません。
もしかすると、要らないと判断したおもちゃの中にもこれからの暮らしに潤いを与えてくれるものがあるのかもしれないな、と思い始めてしまったんです。
おもちゃを捨ててしまった過去は取り戻せません。
でも、これから捨てるおもちゃは、不要と判断したら即捨てる!手放す!とせずに、可能な限り寝かせておいてもいいのかもなと思いはじめました。
本来ならこの部屋に置いておくべきですが、ぬいぐるみ複数体にもなるとかなり場所を取るので、夫の単身赴任先に保管しているハウス系のおもちゃと入れ替えようと。
それが、今回の「手放さない」判断の理由です。
捨てる・手放すを先送りにしただけ。
いずれ必ず手放す時が来ます。
「いつか使うかも」
「いつか捨てるんじゃなかったと後悔するかも」
そんな気持ちで取っておくとモノが膨大になって管理できない。
お片付けや整理収納界隈では、「いつかはこない」「今」に焦点を当ててくださいと言われます。
これまで「いつか」は来なかったし、なければないであるものを工夫してやってきた。
ムダなモノを排除して時間と空間が生まれたおかげで、手帳を楽しむ時間や本を読む時間ができ、好きなモノと再会できた。
なので、これまでの片付けが間違いだったとは思いません。
長女の「捨てて後悔」を目にしたことと、
自分の「ムダなモノの中に自分が好きなモノがあった」と気づきがあったタイミングが合致したため、気持ちが揺らいでしまった。
気持ちが揺らいでいる今ではなく、子どもたちの様子を見ながら先で手放します。
おもちゃの捨て活、絶対やってはダメなこと
数々のおもちゃを手放してきて、長女に「捨てなきゃよかった」と言われて、これだけは絶対にやってはいけないと確信しました。
親の価値観で捨てる判断をするのは絶対ダメ!
「捨てなきゃよかった!」
と子どもがのちに思ったとしても、
自分が捨てる判断をしたならまだ諦めがつきます。
親が捨てた、捨てさせたとなったら、そうはいきません。
もう大きくなったのだからこのおもちゃで遊ぶのは変でしょ。
最近遊んでないでしょ?捨てるよ。
汚いから捨てるよ。
つい言ってしまいがちだけど、絶対NGワードです。
必ず子ども自身に判断してもらうこと。
子どもが取っておきたいと言ったら、可能な限り保管しておく。
これまでも場所が確保できれば”2軍置き場へ保管する”という形をとってきました。
スペース上無理な量を提示されたら、残しておきたいモノ順に選んできました。
…いや、ちょっとムリでも残していたこともあったな(;'∀')
*押入れ下段の次女のぬいぐるみがキッツキツ 笑*
※判断できない年齢のお子さんは、持っていたこと自体を覚えていない可能性の方が高いので、不衛生だったり遊んでいなかったり月齢に合っていないと保護者が判断した場合は捨てていいと個人的には思います。
過去に全て手放した(姪っ子に譲った)リカちゃん人形については、長女は「捨てなきゃよかった!」とは言っていません。
でも今後子どもたちが結婚して子供を産んだときに、
「小さい時に使っていたリカちゃんを使わせたかった」
と言われる可能性はゼロじゃないなと思いました。
シルバニアのおもちゃとか2世代にわたって使っているご家庭もありますよね。
もし言われたら、その時はその時。
おかーさんにはすべてのおもちゃを保管するのは無理だったと伝えるしかない。
きっと自分が親になっておもちゃを管理する側になったら、捨てないといけなかったこともわかってくれると思います。
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