猛暑、酷暑と言われております。
確かに暑いけど、去年の方が暑かったような…
去年は玄関ドアを開けた瞬間からモワッ!ムワッ!と熱気を感じ「サウナかよ!」と思いながら外出していたのが、今年はそんなにひどくないんだよなぁ。
次女の自由研究で昨年の気温データが必要になったため、日本気象協会 で昨年の7月8月の最高気温を調べたところ、やっぱり私がいま住んでいる自治体は今年の方が気温が低かった。
まあ今年の方が低いと言っても、35℃前後はあるんですけどね。
扇風機だけでも過ごせていた自分の幼少期からすれば、もう考えられない気温です。
そんなに暑くないと思うのは、
屋外や屋内でもエアコンのない場所で清掃作業をしていて、暑さに耐性ができているのかもしれません。
もちろん清掃作業では空調服は必須。
*空調服のレビュー記事*
空調服を着ていても、中のTシャツは汗でびしゃびしゃだし、額から大粒の汗が絶え間なく流れてきます。
それでも、ファンからの風が首元を抜けていくことで涼しさを時折感じるので、汗で気持ち悪い…というよりも、
「良い汗かいてるぅ~(´▽`)」
とテンション高め(笑)
私はいまジムで体を動かしているんだと妄想をしながら、しっかりと腹筋背筋を使って、腕や脚を伸ばして、いい姿勢で、テキパキと清掃しています。イメージ大事。
そんな感じで空調服を着てがっつり清掃作業をしておりましたら。
最近、空調服の人に声をかけられることが増えました。
清掃現場の近所で数か月にわたって工事をしている場所があり、そこの現場のお兄様方や交通整備員さんが空調服を着て仕事をしています。
その方々に、
「空調服の中に保冷剤入れてる?
ベストのやつがあるから。
空調服の中に保冷剤を入れたベストを着たほうがいい。
マジで全然ちがう。」
というアドバイスや、
「この前の火曜日に、ここの貼り紙に書いてあるルールを守ってない人がいたよ。
ルールっつっても罰則はないんでしょ?
大変だねぇ。」
という報告や、
「この近くにトイレがある公園はないかねぇ?」
(その現場に初めて来た交通整備員さんだった模様)
というお尋ねをされるんです。
常連配属の交通整備員さんとは最近すっかり顔見知りになり
「今日はもうあがり?
お疲れ様ー!」
と声をかけてもらったり。
正直に言うと、高校時代までの私はこういう現場作業的な職業を下に見ていたところがありました。
学生時代 真面目に勉強をしないで、力や体力だけある人が就くような仕事だと。
かなりヤンチャだった従兄が中卒で大工見習いになったので、余計にそう思ったのかもしれません。
高校卒業し親元を離れて一人暮らしをはじめたことで、暮らしにかかわる困り事にかけつけてくださった現場のプロの人たちの仕事を間近に見る機会があったり、実家の解体やリフォームをしてくれた素晴らしい工務店さんとの関わりを経て、そんな偏見は一切なくなりました。
暑いときも寒いときも夜中も関係なく外で働いている現場作業員さんたちを、今はめちゃくちゃ尊敬しています。
なので、声をかけてもらうと、
空調服を着ている者同士として、
仲間にしてもらえているのかしら?
と思ってすごくうれしい。
家を解体する仕事、
家を建てる工務店の仕事、
電気ガス水道関連工事の仕事、
道路工事の仕事、
ゴミ収集の仕事、
清掃の仕事、
運送の仕事、
交通整備の仕事、
農業・漁業・酪農・林業の仕事、
などなど。
屋外での仕事は体力的に大変で、なかなかなり手がいないと言われているけど、やる人がいなくなっては本当に困る。
屋根があり雨風がしのげて、水道ガス電気が届いて、空調が効いて、インターネット環境が整って、お店に行けば充分に食材があるというこの暮らしの、基礎部分を支えている人たちだと思う。
もちろんどんな仕事も、暮らしにはなくてはならないものです。
だけど、私の高校時代にはそうやって教えてくれる大人はいなかった。
「大工はいい仕事だよ」
「清掃の仕事はやりがいがあるよ」
と言う大人は皆無だった。
(と同時に、特定の職業をサゲるような大人もいませんでした。)
より偏差値の高い大学に入り、大手企業に就職したり収入の安定している公務員を目指せという空気で、大学進学以外の将来像は示してもらえなかったです。
高校が進学校だったからかもしれませんね。
高専や商業高校・農業高校のような専門技術を学ぶ高校であればちがったのでしょう。
自分の高校以外の友達との交遊もほとんどなかったし、学校・塾・図書館と家の往復の毎日だったので、私はとても視野の狭い学生だったと思います。
そのことに気づいてから、
子どもといるときに外での作業を生業にしている人を目にしたら、
「寒い暑いも関係なく体力的にも大変な仕事だけど、誰かがやらないとたくさんの人が困ってしまう。大事な仕事だよね。」
と意識的に、独り言のようにつぶやくようにしています。
子ども2人とも体力がない子なので、力と体力のいる現場作業の仕事はとても務まらないかもしれませんし、その仕事を積極的にやらせたいというわけではありません。
自分の暮らしのまわりにある仕事にひとつでも多く興味関心を持ってほしい。
どんな職業も尊くて、すべての職業の選択肢をあなたは持っているんだよ、と伝えたい気持ちです。
さて。
空調服を着ているうちにやってみたいことが1つあります。
清掃現場の道すがらに、現場作業員さんやドライバーさんたち御用達の立ち食いうどん屋さんがあるんです。
前を通ると、めっっっっちゃくちゃ出汁の良い香りがするんですよ。
食べたい。
あの店で一度うどんを食べたい。
女性が利用しているところを一度も見たことがないので、私の中ではかなりハードルが高いのですが、空調服を着ていたら案外違和感なくスッ…と入り込めるのでは…?と思っています。
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