荷物を軽くしたい

転勤族、賃貸住まい。夫、高校生と小学生の子供の4人家族。引っ越しを楽にしたい&家事を手抜きしたいというズボラ心から物の取捨選択に励む記録。

文章の添削と、米津玄師の言葉

ここ最近、自分の書いた文章を添削してもらう機会がありましてね。

 

とってもいい機会に恵まれたな~と思ったので、記録。

 

 

 

小学校で日記や作文を書く宿題が始まり、先生に提出して赤で直してもらうという経験がスタート。

大学受験で小論文があり、対策として過去問を先生に添削してもらったり小論文模試を受けたりしたのが、自分の文章を添削してもらった最後の記憶。

 

短大時代のレポートや卒論は、文章自体の添削というより、中身に関しての点付けというものでした。

 

社会時になってからも、報告書とか研究発表とかそれなりに文章を書いてきたけど、赤で直されたことはなかったと思う。

言葉の意味が大きく間違っていなければ良くて、それよりも内容重視だった。

医療系雑誌に寄稿したときでさえ修正はなかったはず。いっしょに執筆してくださった先輩が修正してくれていたかもしれないけど。

 

 

 

今回、とあることで文章を提出することになりました。

 

 

わたしの文書を修正していただいた人は、ものすごくキレイな文章を書く方。

文章に入れて欲しい内容や手順をまとめたものを事前にいただいたのですが、読んでいてよどみなく、つっかかることなく、自然に息継ぎできる、スッと頭に流れ込んでくる文章で。

 

学校や行政から届いた書類をこれまで山ほど目にして読んできていますが、過去一美しく感じた文章でした。

 

文章のプロの方?

編集者さん?

校正さん?

その方の職業を聞くほどの仲ではないので確証はありません。

 

今回私がその方に修正を受けたのは、例えば

「〇〇という意味はネガティブなイメージの使われ方をすることが多いと思います。

 他の文章からは前向きに捉えているように読み取れるので、言い換えていただければ。」

というもの。

 

確かにご指摘の通りっ...!

マイナス面を押し出すつもりはまったくなかったのですよ。

 

なるほどとポジティブに言い替えられる言葉を探し、その言葉がフィットするように文章構成もまるっと変えて、ようやく合格をいただきました。

 

 

これまで私は、自分の中にある言葉を使って「なんとなくこんな感じ」「こんな言い方だったら通じるんじゃない?」程度の感覚で文章を書いていました。

その言葉の正しい意味や文法を検索しながら文章を整えたことが、正直なかった。

 

なので、今回の経験は「キレイな日本語を使うということはこういうことか!」と目から鱗。

いつもだらけた日本語をこのブログに書き散らかして晒しているので、身が引き締まる思い。

でも、いつもと違う文章作成がワクワクもして。

自分の作成した文章が美しくなっていくことが嬉しかったです。

 

 

 

上に書いた文章で言うと、

 

『修正をうけたのは』

『修正されたのは』

『修正をされたのは』

 

読んでいて意味は通じるけど、文法的に正しいのはどれ?

修正をうける って何とも思わず書いたけど、その言葉は本当にある?

修正じゃなくて訂正の方がいい?

 

と考えたり。

 

 

「身が引き締まった感じがしたし、ワクワクもした」ってことを表すには、

 

背筋がのびる がいいかな?

襟を正す がいいかな?

近いのはどっちの言葉だろう?

それとも別の言葉?

 

身が引き締まる で合ってる?

気が引き締まる だっけ?

 

と検索して確認したり。

 

 

ブログは思い付きでパパパーっと文章につづるのが楽しいし、勢いで書き上げたほうが自分の気持ちが文章に乗る気がする。それが続ける秘訣であると思っているので、毎回毎回言葉を精査しながら書くことはできないかもしれない。

でも、気になった時に検索して確認するクセはつけたいなと思いました。

 

それがコツコツ重なっていけば、今よりもキレイな文章になるかも。

 

 

言葉つながりで。

 

 

昨年『虎に翼×米津玄師スペシャル』という番組がありまして、伊藤沙莉さんと米津玄師さんが2人で対談していたんです。

私はリアルタイムでは見れなかったのでNHK+で視聴したんですが、米津玄師の紡ぐ言葉に惹き付けられて思わず手帳に文字おこしして残していました。

 

虎に翼のドラマに関するお二人が感じたことを話している部分も良かった。

 

加えて、伊藤さんからの質問、

「語彙力を身につける方法は?」。

これに対する米津さんの答えが、すごく心に来たんですよ。

一部紹介します。

 

「しぐるるやしぐるる」

口に出したくなるじゃないですか。

響きとしてのおもしろさも。

 

「正確に伝えたいな」という気持ちが人一倍ある。

こういうことを言いたいんだけど何て説明したらいいかわかんないっていう気持ちが、子どもの頃 人一倍あった気がして。

「こういう説明の仕方があったんだ」って知って、それをひとつひとつ集めていって。

 

難しい言葉って、すごく純粋だと思うんです。

意味が多岐に渡っていないというか。

それだけのために使われる言葉だったりするから難しくなっちゃうんだと思うんですけど。

トキントキンにとがった意味の格好良さをとりこみたいという意識が強くあって。

 

 

自分の気持ちを伝えたいのに、適する言葉がみつからないもどかしさ、あるなぁ。

それが動機になって、言葉を探して貪欲に集めてきたという過程も、言葉のストックから選び出して作品として作り上げる感性も、すごい。

 

 

わたしが年を重ねて言葉を忘れてしまう前に、たくさんの言葉に触れておきたいなと思ったのでした。

 

 

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