今週のお題「絵本」
私の母は外で働くお母さんでした。
なので私は幼少期、日中を保育園で過ごしていました。
最近はあまりないのかもしれませんが、当時の保育園では、赤ちゃん組だけでなく、来年から小学1年生になる年長組さんもお昼寝があったんです。
私はお昼寝を全然しない子で。
眠くないのに寝ないといけないのが退屈でイヤだったんですよね。
先生はお昼寝タイムにみんなのお帳面を書くという仕事があるので、それをじゃまするようであれば寝かしつけられていたと思うんですが、
寝ないで不機嫌になるとか、先生の手をわずらわせるとか、そういうことはしない子だった(はず)ので、まぁいいかと先生も見逃してくれていたことが多かったです。
みんなが寝静まった後にこっそり静かにお絵かきしたり、絵本を読んだり。
あるとき1回だけ、ここで本を読んでいてもいいよと連れられて行った場所がありました。
保育園のお部屋と同じフロアにありながら普段は園児には入ってはいけませんと言われているお部屋。
入っていいんだ!とワクワクして中に入ると、たくさんの絵本が本棚に詰まっていました。
いつも過ごしているお部屋にも絵本はあるんだけど、先生の読み聞かせ用の絵本だったのかな。
園児が扱うとどうしてもページが破けてしまったり汚れてしまったりするので、別の場所で保管されていたのかもしれません。
どんな本がおいてあったのか詳しくは覚えていないのですが、とてもカラフルで、箱に入ったセットの本を見たような記憶があるんです。
たぶんブルーナのミッフィーちゃんかな。
あと、せなけいこさんの本。
この「ねないこだれだ」の本が入った、
箱入りのセット。
えー?
これ全部読んでいいのー?
とうれしくてうれしくて。
みんなが起きてくるまでずっと絵本を読んでいました。
1回きりだったので特別な記憶として残っています。
自分の家には絵本はそんなになかったんですよ。
保育園を通して買っている絵本がいくつかあったかな。
帰ったら寝るだけだったので、たぶんおもちゃもそんなに家に置いてなかった。
保育園で存分に本を読み、おもちゃで遊んでいました。
保育園を卒園したら、絵本に触れ合う時間がなくなったんですよね。
図書館が家の近くにはなく、うちの親は図書館に子どもを連れて行くという思考はなかったので、地域の図書館に初めて行ったのは高校生になってから。
小学校・中学校の図書室で本を借りて読むことはあったけど、もうその頃には絵本には興味がなくて、学校から家までの長距離を歩いて帰るのがただただ退屈だから暇つぶしになるような本を借りて、歩き読みしながら帰ったりしてたくらい。
(良い子は真似をしないように。よく知らない人から危ないよ!と怒られていました。車も自転車も人もほとんど通らない道なんですけどね。)
絵本のことなんてすっかり記憶の彼方に忘れ去られていましたが
自分がお母さんになって、子どもに読み聞かせをするようになるといろんな絵本にふれあう時間が急激に増えました。
どんな絵本を読もうかなと図書館を歩いて見ていると
「あ、これ読んだことある!」
と、小さい時の記憶がばばばばばーっとよみがえってくるから面白い。
話の内容は覚えてないけど
このページの絵知ってる!
見たことがある!
ってことの多いこと多いこと。
子どもがこれ読んでーと持ってきた本がたまたま昔読んだことがある絵本だったりすると、もう鳥肌が立つくらい運命を感じたりして。
そういう絵本の1冊がこの絵本。
表紙を見ただけではまったく中身を思い出せませんでしたが。
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みんなが順番にだっこしてもらうというお話。ぞうのパオちゃんをだっこしようとして失敗したおじさんがパオちゃんの下敷きになり、ぺっちゃんこのペラペラになってしまうシーンがあるんです。
ぺらぺらになったおじさんの絵をものすごく覚えてたんですよ。
うわ!これ読んだ読んだ!
おじさんがぺらぺらになるのがすっごい怖かったんだよ!
確か いとこが持っていて、おばあちゃん家の南側の和室で読んだなぁ。
すごく天気がよくて、ぽかぽかだったんだよなぁ。
とか、読んでいたときの情景まで鮮明に思い出せたりして。
あと、こちら。
これは表紙をみた瞬間にお話を思い出せました。
おばけがてんぷら衣に包まれて油であげられてしまいそうになるシーンとか、まちがえてメガネをあげちゃったりとか。
そうそう!こういう絵だったよね!と懐かしく。
絵本は字を追って読むことが大事じゃなくて
絵を眺めるだけでいいんだ
って言葉を聞いたことがあります。
確かに、私の中では「絵」がすごく記憶に残っていたことがよくわかりました。
保育園の先生にたくさん絵本を読んでもらったんだなぁ。
子どもに絵本の読み聞かせをすることが、自分の幼少期を追体験することになるんですね。
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「好きだった絵本」というか、子どもに読み聞かせたことで記憶が戻ってきた中で私が一番好きな絵本を挙げるとするならば、こちら。
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このおばけ。
私の中でおばけといえば、もうこのおばけしかない。
『ねないこはおばけになっておばけのせかいにつれていかれる』
って、怖すぎる。
ものすごーく強烈に記憶に残るけど、トラウマになるわけではなくて。
せなけいこさんの切り絵、貼り絵のやさしさがうまく中和させてくれているのかも。
子どもを連れて原画展に行くくらい、せなけいこさんは大好きです。
原画展で買った「ねないこだれだ」のメモ紙もつい最近まで大事に使いました。
最近「ねないこだれだ」のマステも買っちゃった(笑)
かわいすぎるわ…おばけのこの表情よ…
一方代わって、うちの子どもたちにウケが良かった絵本は、こちら。
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「ぬきあし さしあし しのびあし」というリズムが楽しい。
どろぼうのがっこうの生徒と先生ががっこうの遠足で大きな屋敷にどろぼうに入りに行くとか、その屋敷がじつは!というオチもいい。
けっこう文章が長い本なのですが、かぶりつくように見入っていました。
我が子たちがもし子どもを授かったらどんな絵本を読むのかな。
「どろぼうがっこう」は絶対読んでくれるはず。
さて余談ですが。
我が家の長女は幼少期は絵本大好きで、図書館で借りられるMax15冊を毎日2巡しないと寝てくれないという子どもでした。
当時は絵本を暗唱するくらいでしたが、高校生の今はいっさい本は読みません。
「まずい…わたし本が読めんくなった…」と自分でも焦っているくらい、字を追えなくなっているらしいです。
漫画の単行本も読めないとか。
まじか…。
あまり絵本を読み聞かせてあげていなかった次女の方が、いまは本が好きかも。
といっても、「意味が分かるとこわい」シリーズばかり読んでいて偏っていますが。
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私も小学校の図書室で怖い話ばっかり借りていた時期があったので気持ちはわかる(笑)
今年はサンタさんにおもちゃじゃなくて本を3冊頼むようですよ。
そのうちの1冊がこちら。
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すんごいタイトルだなオイ!(;゚Д゚)と思ったけど、WEBで試し読みしたら意外と勉強になる内容だった。サンタさんにもらったら私も読んでみよう。
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