今年のお盆の帰省、終了しました。
夫の実家では
こどもたち総勢7名を連れて遊園地に繰り出したり
お墓参りに行ったりと
忙しくも楽しい日々でした。
夫の実家から私の実家に帰省する計画でしたが、
行きは問題なさそうだけど帰りが台風の影響を受けそうだったこと、
予定していたプールも行けそうになく帰省している間ずっと雨の予報だったことから
帰省を断念しました。
実家のお風呂とトイレのリフォームが完成していて
「どんなふうになっているだろう?」と見るのを楽しみにしていたし
母も孫に会うのを楽しみにしていたので とても残念。
また日をあらためて帰省します。
さて。
帰省していつも思うのです。
義実家が汚いと。
義両親はいま2人暮らしでとても大きな家に住んでいるのですが、2人暮らしにしてはモノが多い。
義両親が住む今の家は、もともと義母の実家で
義母の両親=夫の祖父母が住んでいました。
義母はこの家で祖父母の介護をし、祖父母が亡くなってそのまま家を相続しました。
もともと義両親が住んでいた家=夫が育った家もまだそのままあります。
「義実家は2軒ある(2軒保有している)」ということですね。
夫が育った家は義両親が今住んでいる家の徒歩圏内にあるので
ときどき義父が行って管理しており放置はされていません。
その2軒とも、モノが多いのです。
今住んでいる家(夫の祖父母の家、義母の実家)のモノが多い理由をあげると、
①義母の幼少期から使っているものが捨てずにそのまま置いてある
義母や妹さんが結婚する前に使っていた部屋に置いてる学習机やタンスは置いたままだそうです。それがある2階には私は一度も上がったことがありません。
「2階のタンスとか、どうやっておろしたらいいのかしらね」
と言われたときに
業者に頼むか、お金がかかるのが嫌ならば息子たちに頼むといいと思います
とは伝えましたが動く気配はありません。
②亡くなった祖父母のものがそのまま置いてある
夫の祖父が亡くなって7年、祖母が亡くなって3年が過ぎました。
祖父母の衣類や靴、箪笥などもそのままで
今住んでいる義両親たちの衣類がクローゼットに入りきらず外にあふれています。
義父のスーツが壁にズラリと並んでいるのを見て 夫が
「おじいちゃんおばあちゃんのモノを整理して、タンスに入れたら?」と話したのですが、今もそのままです。
また、片付けが好きな私に整理させたら?と夫が私に話を振ったことがあるのですが
そのころの私はとにかくモノを捨てて少ないモノで暮らすのが正解!と強く思っていたので
「私に任せたらどんどん捨てちゃいますよ?いいですか?」と言ってしまいました。
完全に失敗。
モノを捨てたくない両親たちへかける言葉ではなかった。
義実家を片付ける絶好のチャンスを失いました。
今なら、もっと違う言い方ができたと思います。
③ストックが多い、循環できていない
主に銀行や保険会社からのいただきもののタオル、ラップ、アルミホイル、スポンジ、洗濯洗剤などが大量に保存されています。
祖父母が生前から使われずに溜めていたものもので、何十年も前のものもあると思われます。
以前「使って」とラップと洗剤を持たされたのですが、
ラップは黄ばんでいるし変質していてくっつかない。
洗濯用の粉洗剤は箱の中でガッチガチに固まっていました。
たぶんそんな状態のモノがまだ捨てられずに大量に残っています。
もらったときにすぐ使っていればそんなことにはならなかったはず。
④再利用するつもりのモノが多い
紙袋、空き箱、包装紙がところ狭しと保管してあります。
まだ使えるのに捨てるのはもったいない、という考えです。
また、買い物のときにビニール袋に貼ったテープやパンなどについている得点シールなども、生ごみを広告に包んで捨てるときに止めるために使うということで台所のカウンターにたくさんペタペタと貼ってあります。
今義両親が住んでいる家は、とても大きな日本家屋。
いわゆる古民家です。
二間続きの和室があります。
こちらは↑ミニマリストのやまさんの動画配信。
きちんと手入れがされた古民家です。
義実家もこんな間取りなのに、
残念なことに廊下にはモノがぎっしり詰め込まれていて暗く埃っぽい。
古い日本家屋が持つ魅力が失われ
「古くて寒くて暑くて暗くて汚い」家に成り下がってしまっています。
本当に必要なモノに絞り、キチンと家に手入れが施されれば
風通しのよい素敵な古民家に絶対によみがえると思います。
一方、もう1軒の義実家=夫の育った家もモノが多いです。
何年も前に結婚して実家を離れ別宅に住んでいる義兄や夫のモノがまだ大量に置いてあります。
次女が産まれる前に、夫の部屋を夫と2人で片付けたことがあるのですが
何年も手を付けてないわけだから「不要」だろうと思われるモノも
夫の手にかかればすべて「要」のモノになり
数時間かけて捨てたものはほんのわずか。
右から左にモノを動かしただけ、という感じでした。
しかも量が多いので一部屋全部は無理で、触れたのは部屋の半分程度。
次女が産まれてからは帰省しても次女のお世話があり義実家の予定もあり、まったく片付ける機会がありませんでした。
完全なる放置です。
義両親の捨てられない性格はこちらの家でも名残があります。
スーパーの買い物袋が有料になる直前には義父が集めた買い物袋が大量にリビングに置かれていました。
義母は食器を集めるのが好きだったようで、
夫が育った家のリビングとダイニングの間に大きな食器棚を造作して
義母お気に入りの皿がたくさん飾られていました。
義母にはお気に入りの食器棚かもしれませんが、
その造作の食器棚のせいでダイニングが狭くなり、ダイニングテーブルに座ることが難しい状態でしたし、せっかくの南側からの陽の光がさえぎられていました。
今回帰省したときに義母の妹さん家族が遊びに来ていたのですが
「ここの家(祖父母の家)の食器棚が小さいのよ」
「向こうの家(夫の生家)は食器棚が大きくてたくさん入ったのに」
と義母が愚痴をこぼしていました。
私から見ると祖父母宅のその食器棚は天井まで棚があるとても大きいものです。
以前私が持っていた食器棚↓の2倍以上入ると思います。
今住んでいる祖父母宅には親戚一同が集まることがあり大量の食器も必要です。
もちろん普段の2人暮らしの生活では充分な数がそろっていると思います。
「普段使うのは手前にある、どーでもいいお皿(景品でもらったもの)ばかり」
と義母が言っていたことから、
「どうでもいい景品の皿はいっぱいあるけど
義母の気持ちが躍るような素敵な食器はない」
という意味だろうと思います。
義両親は、典型的な「たくさんモノを持っていることが良いことだ」という価値観だということがわかります。
その価値観を否定するつもりも権利もありません。
持病がある実母がたびたび入退院を繰り返しているので、
義両親が元気でいてくれるだけで本当にありがたいことだと思っています。
ただ、義両親は大量のモノに囲まれた今の生活に不満や不安はあるよう。
となれば、モノを減らすしか方法はないのです。
義両親には
「役目が終わったものを手放しましょう。」
「祖父母のモノは、心の整理ができていないかもしれない。
いまは手放さなくてもいいから
せめて1カ所にまとめて保管しておきましょう。
そして今住んでいるお母さんたちのモノを収めていきましょう。」
「まだ新品に見えても中身が劣化しているものは捨てましょう。」
と、
夫や兄弟たちには
「実家を倉庫にしない。
実家に置いているものを整理して、
必要なモノは自分が今住んでいる家に保管しましょう。」
と言いたい。
でも、言えない。
古い旧家の次男の嫁ですので、私に発言権はありません。
発言したとしても「出る杭」として叩かれます。
(結婚当初はずいぶん叩かれました。素直に自分の意見を主張しただけなんですけどね。ぐっと飲み込まないといけない。義実家にいるときは”自分”の考えは殺さないといけない。)
私が発言できるような関係を義両親と築けていないのかもしれません。
このままの流れでいくと、
義両親が寿命を全うして家2軒を処分するタイミングで片付けるということになりそうです。
莫大な料金を払って業者に頼むか、
大変な労力を使って残された私たちがやるか。
もし後者なら、
1日でも若いうちに片づけを始めたいのになぁと
自分の実家片付けを経験している私は切実に思います。
でも、義実家に対しては言えない。
この「言いたい、言えない」ループに帰省するたびにいつもハマってモヤモヤしてしまうのです。
ループから抜け出すために、
義実家にある夫のモノの整理に早く着手したい。
片付けましょうと”言えない”私は、
「片付けの連鎖」に期待するしかないと思っています。
今年のお盆はできなかったから、年末年始?
いや年末は義両親が旅行を計画しているようだし…
こうやってどんどん片付けるタイミングが先へ先へと送られてしまいます。
今の転勤先と義実家とは高速道路を使えば3時間ほどで行けるので
週末に「片付ける」目的で帰省するのもアリかもしれないな…
ちいさなことでもいいから1歩でも前に進んでいきたいです。