私の両親は19歳で結婚しました。
ふたりとも田舎生まれ田舎育ちですが、
10代で結婚する人は当時でも周りにいなかったようです。
母は結婚・引っ越しで正社員を辞めることになり、
家計を支えるため私たちきょうだい3人を保育園に預けてパート勤め。
時折、母が
「園の保育料におかーさんの給料はほとんど飛んで行ったわ!」
と過去を懐かしんで話しています。
裕福な家庭ではなかったです。
”おさがり”は かわいそう?
パート先で同じように子育て中の人から
「うちの子がもう着れなくなったからあげるよ!」
と洋服のおさがりを母がよく持ち帰ってきました。
紙袋にちょっと…ではなく、
それはそれは大きな段ボールにいくつももらってきていたんですよ。
「さぁこの中から着れるもの探して~」
と母が段ボールをひっくり返して洋服の山をつくり、
私、弟、妹でその山の服を1枚ずつ取ってみては
鏡の前で合わせてみたり実際に着てみたりしていました。
母いわく
「あんたたちの小さい時の服、買った覚えがないわ。」
と。
小さいころに洋服を買いに行った記憶がなかったのですが、実際そうだったんだと、あとになってから知りました(笑)
アニメのちびまるこちゃんで、
まる子が
「私はいつもおねえちゃんのおさがりばかり!
私にも新しいの買ってよ!」
と、おさがりを嘆く場面があるのですが、
当時の私は、今から思い返してみても
「うちは人のおさがりしか着れないのか」
なんて物悲しさは一切なかったんですよね。
(妹や弟はどう思っていたのか知りませんが)
ちょっと年上の子が着るようなワンピースとか入っているとウキウキしながら着てみたり、
このスカートとこの上着は合うかな~?と組み合わせを考えてみたり。
たくさん洋服があるので、いろんなコーデを作れるんです。
しかも全部タダ!
全部自分のモノ!(笑)
お洋服の山から選びたい放題の、
かなり楽しい時間だったんですよ。
小6のころ、
休みの日に友達とお店に買い物に行ったとき
「○○ちゃんの私服はじめてみたけどかわいいね」
と褒められたのですが、
そのときも上から下までおさがり品でした(笑)
(そして服を褒められたのはアレが最後です笑)
なので、私は”おさがり”へのマイナスイメージは持っていません。
服を買うようになって困った
高校時代はルーズソックス+制服の全盛期時代で、学校が休みの日も制服を着ていたので私服が不要でした(笑)
大学受験のときに着る服がないぞ!
と、母と服を買いに行ったら
なんとまぁ高いこと!
(当時近所にプチプラ店はなかったのですよ。)
家庭の経済状況を知ってるだけに、
全身コーデを作ろうとか
何パターンか買っておこうとか
そんなことしたらあっという間に合計万越えじゃん?!
無理無理無理!
買えるわけないわ!
と、本当に悩んで悩んで上下1枚ずつ購入しました。
「おさがりの選びたい放題って
けっこうありがたい状況だったんだねー」
と高校生の私は母に話したのを覚えてます。
母になった今、おさがりはしません
散々おさがりを称賛してきましたが、
我が子はおさがりをしません。
私が管理できないからです。
くれる人もいないので、もらえません。
『子供が欲しいと思う服を買って
それをしっかり着倒して捨てる』
という流れでうまく循環できています。
買う枚数は少ないですが、
欲しい服を買ってあげられるというのも
やっぱりありがたいことなんですよね。
それを当たり前と思わず、
感謝して過ごしたいなーとあらためて思いました。
今日は画像がないので、最近撮った写真でも。
先日の雨ですっかり落ちてしまったけど、ここ数日は赤に黄色に染まった葉がとてもきれいでした。
私の服は、母や妹からおさがりを活用してます(´▽`)
いまだにおさがり愛好家(笑)
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