大好きなブロガーさんが、ご自身もとりあげてもらったと紹介されていたこちらの本。
これは私の今知りたいこととドンピシャだ!と思ったので、即購入しました。
さまざまな働き方、仕事への思いが詰まっている
掲載されている14人のみなさんは、小さなお子さんの子育て真っ最中という人ではなく(小学生がいる方はいましたが)、子育てがひと段落ついた、あるいは一人暮らしという40代~60代の女性。離婚をされた方や、ずっとおひとりで暮らしてきた方です。(紹介された家族構成に『夫』という文字はでてきませんでした。)
職業は、インスタグラマー、ユーチューバー、イラストレーター、お花屋さん、整理収納アドバイザー、会社員などで、働き方もそれ1本を専業している人、ブロガーと会社員など兼業している人、職を転々とした人、新卒で入社した職場に勤続〇年の人などさまざま。
書名の通り『仕事』を中心にお話が展開する本で、いまの働き方、その形に至るまでのストーリー、仕事への思い、今後のライフプラン、老後資金について記されています。
ちょっと話がそれますが、長年読んでいる大好きなブロガーさんはこれまで「整理収納」「節約」「女性の生き方」「実家片付け」などの分野で書籍とかかわっておられたので、「仕事」をメインにした記事を読むのは私は初めて。知らなかったことが多くて新鮮に感じました。
こういう書籍は過去にも似たようなものがあると思うのですが、コロナ禍でテレワーク導入が進み、ワークライフバランスや仕事への考え方に変化があったことを織り込んでいて興味深かったです。
どなたのお話を読んでいても、「楽しい」「うれしい」「好き」という気持ちが、事業や仕事がうまくいったり長く継続できるポイントなんだなと改めて思います。
ただし、歩んだ人生の中でいつも好きなことばかりできていたわけではなく。
置かれた場所でできることや振られた仕事は何でも引き受け、がむしゃらに働いたという時期もあり、そのときの経験が今に生かされているとみなさん語られています。
今続けている仕事は好きでも得意でもなかったけど、割り切って働くことで継続してこれたという方もいました。
目の前のことに真剣にとりくむ。
一方で、ターニングポイントに来た時には客観的に自身をみつめ「私はどうしたい?」と俯瞰する、気持ちに正直になる。
辞める、続ける。
どちらも、自分で決断してその決断に満足しておられると感じました。
あと、仕事とはまったく関係ないのですが、みなさん共通して部屋がキレイ!
どなたも、物を買うときに自分なりの基準があり、好きなモノに囲まれた暮らしを送っているというのが印象的でした。
節約の観点でも、ここは大事ですよね。
気になった人:村上千世さん
本屋とカフェスペース併設の店舗「うずまき舎」を経営。
自然のなかで畑を耕しながら自分のできることをして暮らしたいという思いで高知に移住し、村上さんにとってなくてはならない存在だった『本』を販売することに。本の販売は利益率が低く、カフェ経営と合わせても店の収益だけではやっていけない。
BlogやSNSの記事を書いたりデータ管理のアルバイトに週2~3日いき、そのほかにお墓の掃除や投票所のお仕事など地域のお仕事も引き受けているそう。
わぁこの働き方わたし好きだなぁとじわじわ思いました。
まさに今わたしもブログが好き!ブログを続けたい!と思っているのだけど、この記事に書いたよう私のブログ運営は赤字なんです。(ブログ運営だけでなく、家計も赤字なのでなかなかの危機なのです苦笑)
それが、今年の春から始めた短時間のアルバイトで報酬をいただけるようになり、「ブログとは別の報酬ができたことで、ブログの運営費は夫の給料に頼らなくてもよくなった」とちょっとホッとしたんですよ。
夫に遠慮することなくブログを続けられる…!とうれしかった。
アルバイトの仕事内容が私にとても合っていると感じていて、これはぜひとも長期間続けたい。このまま家計の赤字も解消できれば、と同じ職種でもうひとつアルバイトを増やそうかと少し前から考えていました。
その一方、
もっとブログに集中して収益を上げるためのノウハウを学んだ方がいいのかな?
独学じゃなくライティングやブログ運営の講座に参加して勉強したほうがいいのかな?
アルバイトを増やすっていうのはブログ収益の目標額まで達成できていない現実から逃げてるのかな?
と真面目な私は考えていたのです。
でも、村上さんのように「好きなことを仕事にする。収支は赤字だけど続ける。」という意思のうえ細切れのアルバイトをする人もいるんだ!ひとつの形に縛られなくていいんだ!と知れて、励みになりました。
(アルバイトしなきゃやっていけないんだというような悲壮感がまったくないのがまたよかった。)
また、
お金で買っていたものを自作したり、あるものを修理してすませたら、お金を稼いだことと同じです。
という文章にもグッときました。
以前くつ下を繕ったとき、「かわいい。」「買わずに済んだのもうれしい。」という満足感があったと同時に、「ただ貧乏っちぃだけなのかな…」と脳内自分Aが小さくつぶやいていたのです。身近にいる人に脳内自分Aのような考えの人が多いので、どうしてもそっちに引っ張られる。
こういう本に登場する人たちの多くは、他人の目がどうとかよりも、自分がどうしたいかを大切に生活されているので(だからこそ魅力的に感じて本に取り上げられているのでしょう)、自分の本当の気持ちと向き合うきっかけになるなあと思います。
我が子にも読んでほしい
長くフリーランスを続けていくために心がけていることを書かれているページもあり、いずれフリーランスで働きたいと思っている長女に、ぜひ読んでほしい。
それと長女は企業に勤めたくない(自身の性格・特性上ムリだ)と今思っているのですが、「会社で働いたときに得たことが貴重な財産となっている」と語られている人が多いこと多いこと。
その2点には私も折に触れて話していますが、親がどれだけ言っても響かないお年頃ですからね。
実際にその道を進んでいる諸先輩方のアドバイスは聞くのです。(効くのです、かな)
こっそりと長女の本棚に忍ばせておこうかな…(笑)
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