「実家片付けで母親と揉めなかった理由」に
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自分以外のクリックがある事自体がとっても珍しい（笑）
では、
これまで一緒に片付けてきて一切揉めなかったのに
初めて揉めた場所、モノとは何か。
先に答えを書きましょう。
「写真」です。
いろんな部屋、収納場所のモノを捨てたり整理したりしてきて、
今回の年末帰省では片付ける場所や掃除する場所が少なかったので、
ようやく、ようやく
「写真」「手紙」のカテゴリーに手を付けることができました！(´▽｀)
いわゆる「思い出系」になる写真や手紙はとても捨てづらいモノ。
一番最後にしましょうとよく言われています。
これまでの片付けでいろんな場所から写真が出てきており
それをとりあえず1カ所に集めておりました。
今回の片付けでは、
2階和室の婚礼家具の引き出しの中に
写真と私たち兄弟の通知表、賞状などが入っていたのを発掘。
この赤い矢印が、母の婚礼家具。引き出しタイプです。
中身はこんな感じでした。
引き出しふたつ分に入っていて、他の引き出しは空っぽでした。
これで、実家のすべての収納を確認できたので
もう写真は出てこないはず。
ようやくそれを「整理する」段階に来た。(´▽｀)
写真や手紙をまとめておいた無印の収納用品はすでにシミだらけ。
解体して捨てることに。（ありがとう）
これ1つ分にはもちろん収まらず、
たまたま空いていた母のカゴなどに入れていたのですが
それも もうホコリだらけ。
（私の幼少時代の写真にそのカゴが写っていたので、30数年前からあった模様…）
母の許可を得て、写真を仮収納していたものはすべて捨てました。
母は、「無印のこのアルバムに写真を整理したい」と
数年前（10年以上前？？）からこのアルバムを持っていました。
※無印良品のHPから画像をお借りしています。
この5冊に納めるには1人1冊でまとめる？
あるいは、古い順からどんどん納めていく？
どちらの方法にするかは即決できなかったのですが、
今は人も、年代も、とにかくバラバラなので
全部出してみることにしました。
日中は、母に畑仕事を頼まれたり
身体を動かす作業（掃除などの身体が汚れる作業）をやっていたりと、
やりたい気持ちはあるのだけどなかなか写真整理までは進めなかったのですが、
子供や夫が実家に来る前の夜になんとか時間をつくり作業を始めたのです。
これが、そもそも失敗だったかな。
私の気持ちは、
「明日子どもと夫が来るから、今夜が最後！（片付けたい）」
母の気持ちは、
「1日中動き回ったので 夜はゆっくりしたい（片付けたくない）。」
「見たいテレビを、見たい。」
片付け作業を始めるスタート地点に立っている人（私）と
立っていない人（母）がいます。
ずれが生じていますね。
意気揚々と作業をはじめた私ですが、
やはり1日作業しっぱなしなのでどうしても疲れが出ていました。
さらに、判断に迷うことが多かったためイライラが募ることに。
何に迷っていたかというと。
昔って、フィルムを写真屋さんに現像をお願いすると
紙袋の中に、簡易的なアルバム冊子とネガと写真を入れてもらいます。
実家の写真たちを見ると
ネガフィルムだけしかないとか、
写真だけしかないとか、とにかくバラバラ。
ネガは残さないよね？
「ネガはあるけど写真がない」ってものがあったら現像に出したいって母は思うかな？
ネガと写真は一緒にまとめたい？
いやいや、
母の持っているアルバムにはネガは入らないし別収納だな…
…ってそもそもネガってどうやって収納するの？
考えなくてはいけないことがたくさん頭に浮かんできて
考えも整理できない、写真も整理できない。
作業が進まず時間だけが過ぎていくことにイライラ。
さらに、
十数冊あった簡易アルバムのうち 2/3は、
両親が友達と一緒にカラオケとか焼き肉とかに行って騒いでるものばかり！
両親の飲み会の写真って…正直見たくないものがたくさんでした…(´Д⊂ヽ
それに、私にとっては知らない人ばかり。
「母の持っているアルバムに収めるには
似たような写真や、家族以外が写っている写真はいらないんじゃない？
（入れる枚数をかなり厳選しないと無理）」
と考え、
似たような写真（アングルが変わっただけとか）や
正直手元に残しておきたくない写真をアルバムから抜いていったのです。
ああ、それでも捨てる前には母に確認しないといけないか、と
状況を母に伝えたところ、
「なんで勝手に捨てるん？！」と。
私「なんで置いとくん？！
こんな飲み会の写真なんか要らんよ！
変なのばっかり！」
母「そりゃ飲み会やからしょうがないやろ！捨てたらいけん！」
私「私はおかーちゃんのお葬式のあとに
こんな写真の整理なんかしたくないんよ！
早よ終わらせたいんよ！
全部持ってたらアルバムに入らんやろ！？」
母「それでも捨てん！
私が今度自分で整理するからそこにまとめて置いとって！」
私「いままで写真整理なんかできんかったのに、
これからだってできるわけないやろ！
次に私が帰ってきた時も絶対そのまんまやと思う！」
母「もういいからそのまま置いとって！（怒）」
…と、こんな言い合いになってしまいました…。
明らかに私が悪いですね。
写真を選別するときに母の意思を先に確認していない。
母が判断する気力のない、判断する気持ちのない時に作業をしてしまった。
早く写真整理を終わらせたいという私の独りよがりの気持ちだけで
作業を進めてしまった。
反省すべきところです。
その後、
アルバムから抜いた写真はすべて元に戻しました。
人ごとにわけた写真を年代順に並べたもの、ネガを、茶封筒にまとめていれて、
（通知表や弟妹あての手紙も一緒に同封しました）
空いているカゴ（スーパーのレジかごより少し小さ目）の中に、
すべての写真と手紙をまとめました。
そのカゴは、母の指示通り、鏡台の前に置いておきました。
写真整理を終わらせたかったのに終わらせられなかったという
残念な気持ちもありました。
ですが
「あ、母は本当に元気になったんだな」とも思いました。
それまでの片付けでは
「”今”使わないものは捨てる。”いつか”はこない。」
と、常に死を近くに感じて捨て作業をしていました。
「写真整理は今度やるから！」と言ったということは、
この先がまだあると感じている。
「先がある」と思うと
「モノ・ゴトを先送りにしてもいいか」と思うのかも。
今回は私が作業するタイミングを誤ったので結果的に写真整理が先送りされたのですが＾＾；。
今回の帰省で
UNIQLOで買ってきたニットワンピを私に見せて、
「これを買った時に、”この服に合うブーツが欲しいな”って思ったんよ。
すごくない？
ブーツが欲しいなって頭に浮かぶってすごいよね？
今までのしんどいときにはそんなこと考えもしなかったよ？」
と母が話していました。
そうだ、母は以前より元気になったんだ。
やりたいことができるようになったんだ。
今は「やりたいことができる」楽しさや、充実した時間を満喫するのが優先だ。
写真は、とりあえずカゴに収まる量なので
あまりキーキー言わずにのんびりやろうかな、と思います。
