冬休みに入る前、押入れの片付け・掃除をしました。
押入れの中に長女のランドセルがあり「行き先を検討中」と記事に書いていました。
その後いろいろ調べてみた結果、捨てることにしました。
ランドセルの寄付
長女が卒業する前からランドセルは寄付しようと考えていました。
「ランドセル 寄付」で検索すると、いろいろなHPがあります。
有名どころの2カ所をなんとなく候補にしていましたが、その2社とも1年中の受付ではなく募集期間があったので、引っ越しで忙しかった3月ごろからは情報収集しておりませんでした。
以下、私が検討した企業さんです。
クラレ
ランドセルのメーカーとして有名ですね。
2021年は3月26日にキャンペーンが終了しておりました。
そのころは引っ越しのことで頭がいっぱいで募集に気づきませんでした。残念。
イオン
思い出のランドセルギフト|イオン (aeonretail.jp)
2019年は10月に募集をしていました。
2021年もその頃かな?と待っていましたが、10月に『寄付先のアフガニスタンの情勢を考慮し、本年度(2021年度)の実施を見送ることにしました』とお知らせが掲載されました。
この10月時点で行き先が断たれ。
2022年度にクラレに寄付かな…となんとなく思っていました。
エコトレーディング 不用品宅配回収
ここ数日いろいろなものを家から送り出した流れで、何気なくランドセルの行く先を検索したところ、こちらの会社に目が留まりました。
皆様に寄付いただいた不用品は主にタイ、フィリピンのリサイクルショップに販売され、現地の生活に役立てられます。
エコトレーディングでは、その売上げの一部を現地の孤児院や国内のNPO団体へ寄付する活動を行っています。
また、お譲りいただいた物の一部を日本国内で再販売し、その一部で国内の児童養護施設や被災地復興の支援、ボランティア活動にも充てさせていただいております。<不用品の寄付 エコトレーディング HPより>
ほぼ毎日、届けられた品物の画像や名前(イニシャル)が掲載されています。
ランドセルも回収品目にあります。
よし、ここに送ってみよう!
ランドセル寄付をあきらめた
寄付先が決まり、準備のため長女のランドセルを出してみると、思いのほか劣化していました。
パッと見はキレイなんですが、
よくよく見ると、皮がボロボロになっているところがあったり、落ちない汚れがあったり、ランドセルの底のすき間には細かなゴミが入りこんでなかなか取れません。
ピンクのフチの部分は特に広範囲でひび割れていました。
ランドセルとしてはまだまだ使えます。
でも、こんな状態のランドセルでも喜ばれるの?
「かばん」としての機能があればOKなの?
現地の経済状況、情勢などに疎い私は、迷ってしまいました…。
「ご寄付で受付できない物につきまして 」というページを見ると、
再利用を目的としていますため、前提としてどんなものでも、汚れがあるもの・破損があるものはご寄付いただけません。申し訳ございません。
・ひび割れたり破損があるランドセル、かばん、くつ ×ご寄付いただけません
<上記HPより 一部抜粋>
とあります。
汚れ・破損があるもの…。
どの程度がOKのラインなのか。
これは個人の解釈にもよりそう。
と思ったら、ランドセルの寄付 のページ最後あたりに”受付が難しいランドセルの画像”といっしょに「ランドセルをお送りいただく際の注意事項」が掲載されていました。
色や形についてはどんなランドセルでも差し支えないのですが、使えないほど破損したランドセルはせっかく配送料をかけて送っていただいてもゴミになってしまいます。
本皮でよいものだという認識で、何十年も前のランドセルを送っていただけることもあるのですが、昔のタイプは大きさも小さく、重量があり、内部にカビが発生している場合もございます。
6年間も使ってきたランドセルですから、多少なりとも傷や剥がれなどはあるでしょうが、衛生面で問題のあるものや、ベルトが破損しているもの、痛みがひどいものは受付できかねる場合がございます。
どうぞ、送った先の子どもたちの笑顔を思い浮かべてお送りください。
また、せっかく送っていただくので、ランドセルの中身が空洞ではもったいないです。
よろしければ、中にも不要な文房具や小物類などございましたら詰めてお送りいただけたら嬉しいです。
「どうぞ、送った先の子どもたちの笑顔を思い浮かべてお送りください」という言葉。
長女のランドセルを磨きながら「送って喜ばれるだろうか?」と自問自答した結果、寄付することは諦めました。
寄付すると伝えていた長女や夫にもそう伝え、
「充分使い切ったと思うから、捨ててもいいんじゃないかな?」
と話し、2人の了承を得てランドセルは可燃ごみとして捨てることにしました。
6年間ありがとうランドセル。
ランドセル以外のものを寄付
エコトレーディングさんは、ランドセル以外にもたくさんの品目を回収されています。
食器の寄付も受け付けていて、普段使いの食器や、ギフトセットのように揃っていなくてもバラバラの単品でもOKとのこと。
それならシンク引き出しの見直しで捨てることにしたスプーンやフォークも使ってもらえるかも!
使えなくなったわけじゃなくて、数が多すぎて手放すことにしただけですから。
片付け後に別の場所に置いていて、不燃物の回収がなかったのでまだ家にあったんです。
アルコール消毒薬を噴霧し、しっかりと磨きました。
そして、文房具の寄付 も受け付けていると。
(使いかけは2021年現在受入れ停止中です)
長女と次女の鉛筆の減り方からすると、今我が家にある鉛筆を使い切るには5年以上かかります。
お祝いでいただいた名前入りの鉛筆以外を寄付することにしました。
文房具ストックの引き出しにはまだ、鉛筆の新品が25本、使いかけが8本、赤鉛筆も新品が5本あります。赤鉛筆は1年に数センチしか減らなかったので、次女が小学校卒業するまで持ちます。
消しゴムは減りが早いですが、MONOの消しゴムが好きな長女のためにまとめ買いするようにしており、いただきものの新品1個は寄付することに。
段ボールや紙袋に梱包し、郵便局やクロネコヤマト、佐川急便などの宅配便に自分で持ち込めば完了。送料は自己負担です。ご注意ください。
私はプチプチでくるんだあと紙袋に入れてクロネコヤマトに持ち込みました。
送料1000円程度でした。
寄付は難しい
ランドセルを磨きながら、
「同じ人間として地球に生まれながら、国が違えば新品を当たり前のように買ってもらえたり、他の国から中古品を買って使ったりと全然違う人生を歩むんだよ。」
と長女と話しました。
『数が多いと管理できない。だから捨てる。』
というのは私の特性に合わせた判断です。
その捨てた中古品を寄付して誰かに役立つのなら無駄にならずうれしいと思う一方で、『中古しか買えない社会状況の人がいる』という現実がそこにあるわけで。
正直複雑な気持ちです。
だからと言って、家の中を使わない不用品だらけにしていいとは思っていません。
現金の寄付だったらいいの?
中古じゃなくて新品だったらいいの?
ここを深堀するとドツボにハマるのであまり考えないようにしたり、いや考えないっていいのか?大事なところじゃないのか?と思ったり。
エコトレーディングで検索していたらこちら↓の記事にたどり着き、娘さんの「ぬいぐるみだけじゃなく、ファッションデザイナーになって新しい服をプレゼントしてあげたい」という考えに私も内省しました…。
私は私のできる範囲で、私の関与できる範囲の人の人生をより良いものにしていく。
それが回り回って社会を良くしていくんじゃないか。
今はそういう考えで行動しようと思っています。
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