無料大好き。
もらえるものはすべてもらう。
持っているものは捨てない。
汚れたりカビが生えたりしない限り捨てない。
これが、妻の私からみた我が夫の生態です。
夫に届いた手紙類も、中身は確認するものの、それをどう分別するか(捨てる・期日まで保管・長期保管)判断できないのかそれとも面倒でやらないのか、また封筒に戻して積み重ね、いろんなところでタワー化していました。
*過去記事画像*
これは夫のスペースにタワー化しているからいいけど、結婚当初はダイニングテーブルの上とかソファ横のサイドテーブルの上にタワーを作っていたよ(;´・ω・)
(子供が触りたがって倒れると危ないからやめて!と怒ったよ)
一度いっしょに書類整理をして、届いた書類の行き場を作り(選別してファイリングした)タワーを崩したのですが、そういうのが苦手だったよう。
その後届く書類の分別を夫ひとりではできず再びタワー化し、なんなら
「ushioが整理したからアレがどこかに行ってしまった」
と文句を言われる始末。
ああ、そうか。
夫はタワー化していた方がどこにあるのか目途がつくタイプの人間なんだな。
と考え、口を出すことをやめました。
そんな夫が、初めて自ら「減らす」ことを口にしました。
以前こちらの記事で「相続手続きに必要な残高証明書を発行してもらうために銀行回りをしている」「口座が多数あって大変だ」と愚痴っておりました。
残高証明書をもとに夫が遺産分割協議書を作成したのですが、これが思いのほか大変だったようです。
できあがった協議書を見て私も驚愕。
銀行数は両手以上。
同じ銀行でも支店がちがったり複数の口座を持っていたりと、何ページにもわたって記載してありました。
(手分けしてまわったので私は自分の担当の銀行のことしか知らず、全貌をわかっていませんでした)
先日、夫が単身赴任先から我が家にきたときにいっしょに書類の記入をしていたのですが、
今後振り込まれる遺産が同じ銀行間だと手数料が無料なところもあり、
手数料とか送料とか大嫌いな夫に
「そこの銀行口座もってるよね?
払い込み口座はそこに指定したら?」
と言ったところ、
「いや、この口座は解約しようと思ってる」
「銀行口座を減らそうと思っている」
と言ったのですよ。
大嫌いな手数料を払ってまで、銀行口座を解約しようとしているとは。
これは夫、本気だな。
さきほどの手続き三昧 の記事の中で、私はこう書いています。
夫に
「夫さんが亡くなったら大変だろうな…(夫は銀行口座やカードをたくさんもっているので)」
と言いましたら、
「いやいやいやいや。
隠し口座とかないし、大金入ってないし」
と笑うんですよ。
そうやって笑っていた夫が、
「自分の銀行口座を減らそうと思っている」
と発言。
銀行・支店・口座ごとに1円単位までまちがいなく金額を打ち込んでいく作業は、ほんとうに大変だったんでしょうね。
数十円~数千円とか少額の口座の情報をキーボードで打ち込みながら
「ひとつの口座にまとめておけば楽なのに」
と思ったのかもしれません。
(あえて深く聞いていません)
冒頭に書いた、夫に届いた手紙を分別してファイリングする作業をしていたとき、夫の銀行通帳・クレジットカード・会員カードがいくつも出てきました。
これだけあるということを自分が把握できてよかったと思ったと同時に、夫が先に亡くなったらこれを全部私ひとりで解約手続きするのか…とうんざり。
「これは全部使っているの?」
「クレジットカードや会員カードの解約は本人だと簡単だけど、本人以外だとけっこう大変なところが多いよ?」
と、その作業をしながら、作業後も何度も夫に伝えていましたが、まったく聞く耳持たず。
私がせっせと自分名義の銀行口座を解約して整理している様子を見ても
「かさばるものじゃないんだし、そのままおいておけばいいのに」
と夫は鼻で笑っていました。
また、夫は車を複数台所有していますが、いま何台所有しているのかとか、個人的に夫が契約している駐車場はどこにあるとか、いつ聞いてもはぐらかされていました。
もうあきらめて「夫が亡くなったら駐車場の契約解除の手続きをしないと駐車場料金を引かれるのだから、ちゃんと私がわかるように書類をまとめておいてね」というだけにとどめておきました。
亡くなった後の解約手続きや相続手続きの一部を夫自身がやってみて、ようやく夫の心が動いた。
やはり、自分が本当にしんどい目に合わない限り、人は変わらないのですね。
実際に口座を解約して整理するのかはまだわかりません。
会社の有休をとって銀行に行くかな。
その影響を受けて、使っていないカードとか解約するかな。
これまでとはちがうぞと淡い期待をもちつつ、様子を見守っていこうと思います。
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