2024年にやりたいことという記事で、開業届を出す準備をすると書きました。
あれからいくつか本を読んでみたところ、
2024年分の年収を2025年2月15日~3月15日に青色申告で確定申告をしたい場合、2024年の3月15日までに「所得税の青色申告承認申請書」を提出しないといけない
と判明。
ん?
青色申告承認申請書を出すってことは、その段階で開業届は出しておかないと変だよね?
いくつかの本でも
「開業届と青色申告承認申請書は同時に提出しておくといいよ」
※開業届に青色申告承認申請書を一緒に出すかどうかチェックを入れる項目がある
と書いてある。
2024年12月末に年収を計算して48万円超えたら青色申告で確定申告すればいいか~(´▽`)
とのんびり構えていましたが、今すぐ動かなければならないことがわかって、大慌てで手続きしました。
年収48万円超えなかったら確定申告しなくていいのに?
ほんとに開業届と青色申告承認申請書を出しちゃってもいいの?
と不安になりつつも、
得た収入を税務署に申告することは悪いことではないし、
もし間違っていても私が怒られるだけなので、
とりあえずこの数日突っ走って手続き完了しましたよ。
個人事業主になるまでのバタバタぶりを、自分の備忘録もかねて残しておきます。
まずは、どの本でも書いてある通り、国税庁のWEBページに行きました。
国税庁のWEBページで 個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁を探す。
ありました。
開業届の正式名称は、「個人事業の開業届出・廃業届出書」というもの。
この届出書を提出する方法は2つ。
①パソコンからe-Taxソフトで届出書を作成し、e-Taxにより提出
②このページにある届出書をプリントアウトして必要事項を記入し、税務署へ持参または送付により提出
※届出書は税務署にもあるので税務署に出向いてその場で書いて提出ももちろんOK
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↑ここに「個人事業の開業・廃業等届出書」のPDFがあるのでダウンロードして印刷すればOK。印刷できない人は税務署へGO!
家にプリンターがあるので印刷は可能だし、青色申告のやり方の本を買っているので記入方法もそれを見ながら書ける。
だけど、外が寒くて税務署まで行くのがちょっと面倒だったので(そんな理由)、e-Taxから提出を試みてみることに。
e-Taxを使うには、まずe-Taxソフトという”申告書等の様式に準じた入力画面に必要事項を入力することで申告データを作成するソフト”をダウンロードする必用があるらしい。
ダウンロードは国税庁のWEBページ ↓からできるのでカンタン。
ただ、e-Taxを初めて利用するときには、e-Taxの開始(変更等)届出書を作成し提出して利用者識別番号をもらわないといけないとのこと。
むかしむかし結婚退職した年と出産した年に確定申告をしたのだけど、e-Taxは利用せずに税務署まで持参した。
開始手続きをせねばならぬな…とこちらのページを読んでおりましたら、
このページ↑の”注意事項”に、
●初めてe-Taxを利用しようとする方で「マイナンバーカード方式」を利用するための手続きをする場合は、開始届出書の提出は不要です。
とある。
はて、マイナンバーカード方式とは?
マイナンバーカード方式について| 【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス) (nta.go.jp)
ふつう、e-Taxにログインするには利用者識別番号がいるのだけど、マイナンバーカードを読み取って利用者証明用電子証明書の番号(マイナンバーカードを作る時に設定した数字4桁)を入力すればe-Taxへログインできるとのこと。
私はマイナンバーカードを持っているので、e-Taxの開始届出書は提出しなくてもe-Taxにログインできるということか。
で、使うものはこちら。
マイナンバーカードと、マイナンバーカードの読み取りができるスマホがあればOK。
わたしはパソコンでログインしてみることに。
『パソコンの場合』の『受付システム ログイン』をクリックすると、こちらの画面が出てくる。『マイナンバーカードでログイン』をクリック。
ログインするとこちらの画面に。
ICカードリーダライタは持っていないので、『スマートフォンで読み取り』をクリック。
ところでここで唐突に『マイナポータルアプリを起動してから、QRコードを読み取ってください』と記載があります。
マイナポータルアプリが必要ですよとこの段階で言われるんですね…。マイナンバーカード方式とはの説明のところでアプリが要るよと一言あってほしかったですね…。
まあ私はアプリを入れてたから大丈夫でしたけどね。
話を元に戻しましょう。
『スマートフォンで読み取り』をクリックすると、こちらの画面が出てきます。
スクショできなかったのでPC画面をスマホで撮影。見づらくてスミマセン。
マイナポータルアプリを起動し、QRコードをスマホで読み取るという手順のようですが、マイナポータル内にQRコードを読むものを見つけられず。
スマホのカメラでQRコードを読み込む
↓
マイナポータルが起動 開くをタップ
↓
マイナポータル ログイン画面
・マイナンバーカード用利用者証明書用電子証明書のパスワード4桁入力
・マイナンバーカードの読み取り
の手順で、マイナポータルにログインしました。
そして、入ったはいいけど、シンプルにマイナポータルのトップページに飛ばされただけ(笑)
えええ?どこ行けばいいん?と笑いながら、勘でここかな?と『確定申告の事前準備』のところをタップしてみる。
※ここからは私のスマホの画面です。
『事前準備をはじめる』をタップ。
このページの、『外部サイトとの連携』をタップ。
お!e-Taxがありましたね!
『連携』をタップして、『同意して次へ』をタップ。
すると、こんな画面に辿り着きます。
e-Taxは初めて利用するので「はじめて利用する方」をタップ。
このあとはこんな手順で操作していきます。
この↑ページの下の方に『マイナンバーカードを読みとる』があるのでタップして読み取り開始。
住所、氏名、連絡先、メールアドレス、職業、納税地情報、提出先税務署を入力していくと、「納税用確認番号」「納税用カナ指名・名称」が自動的に表示されていました。
今後電子納税を予定している人は『利用者識別番号の通知希望』にチェックを入れておく。
私はする予定なのでチェックを入れたままにして『内容確認する』をタップ。
これで、e-Taxの利用者情報登録が完了。と同時に、利用者識別番号も表示されていました! この番号をもらうために『e-Taxの開始(変更等)届出書』を提出するのですが、スマホで簡単に入手できましたね。
マイナポータルとe-Taxの連携を同意すると、アカウント連携の完了となりました。
ここで『e-Taxを利用』をタップすると、諸手続きができるページにやってまいりました。
ここから確定申告をすることができます。
『申請書・納付書の作成』のページを見ると『所得税の青色申告承認申請』がありますね!
タップして手続き内容をザックリ見ましたが、基本情報はすべて自動入力されているので、項目に間違いがないか確認して送信すれば申請完了なのかな。
記事の冒頭に戻りますが、
青色申告承認申請は、最初に青色申告をしようとする年の3月15日まで(本年の1月16日以後、新たに事業を開始したり不動産の貸付けをした場合は、その事業開始などの日から2か月以内)に提出するということ。
私は2024年の収入分から青色申告したいので、2024年3月15日までに提出すればOK。
まだ開業届を出していないので、ここで青色申告申請書の提出はやりません。
先に開業届をやりましょう。
で、なぜか開業届はこのページには見当たらず…なんでなん…
再び最初のこちらのWEBページに舞い戻ってきました。
ふりだしに戻って、e-Taxソフトをダウンロードしてやってみるか…
というところで長くなったので一旦記事を終わります。
次回、開業届を提出するまでの流れを書きます。
結論から言うと、e-Taxソフトでは提出しませんでした!(笑)
freee開業というWEBページから無料で簡単に提出できたので、そこに至るまでの格闘した様子をお届けできればと思います。
すぐ更新できないかもしれないのでいそいでいる人のためにfreee開業WEBページ貼っときます。
**おまけの話**
開業するための情報収集のためにどんな本を買うべきか?
そもそも買わずに図書館で借りた本やWEBで調べた情報だけでやれるのでは?
いろいろ考え、とりあえず近所の図書館に行ってみたものの、まあなんとも所有している本が少ない。これ読みたい!と思っても違う図書館に所蔵されていたり。
ひとまず近しいものを…と借りて読んでみたのがこちらの2冊。
1.これって経費になりますか? 個人事業主・フリーランスが知っておきたい領収書の話
何が経費になるのか、登場人物の会話形式でさくさく読める本でした。
2021年刊行なので情報が古いかもしれませんが、この本でざっくりとした流れを知り、確定申告する前の年の3月15日までに青色申告申請書を出しておかないといけないと知る。教えてくれてありがとう…
2.自分でできる個人事業主のための青色申告と節税がわかる本
こちらはさらに古い2011年刊行の本。もちろんインボイスの記載はなく「いずれそういう制度が始まるよ~」とすみっこに小さく書かれている程度です。
サラリーマンの夫と、自宅で料理教室をする妻(個人事業主として開業する)、近所の税理士との会話で開業から確定申告までの流れをつかんでいく形式。知っておきたい情報は一通りここでわかりました。
『開業届を出すってことは「開業します!1年後に税金払います!」という宣言のようなもの』という言葉がしっくりきました。
貸借対照表や損益計算書のざっくりとした考え方を把握できたし、按分って何?自宅で料理教室をする場合の家賃の按分ってどうするの?料理教室でも自分の夕飯作りでも使うオーブンは?減価償却って何?みたいな、基本的な知識はさらりとつかめます。
上の2冊を読んだうえで、買った本がこちら。
1.はじめてでもできる個人事業者・フリーランスの青色申告 24年版
書店で手に取って、カラーイラストと図解でとーーってもわかりやすく簡潔に書かれていたので購入。
上記2冊を読んだ後だったこともあり内容はわかっていることばかりだったのですが、年間スケジュールの図解とか各書類の記載方法とかパッとみて捉えられるので買ってよかったです。インボイス制度ももちろん含まれています。
この1年この本を読みながら確定申告まで走り続けたい。
2.フリーランス大全
開業届と青色申告の章しかまだ読んでいないのですが、フリーランスになる前からの準備、フリーランスを続けるうえで必要な社会保障や老後のことまで書いてあり、面白そうと思って買いました。
以上4冊です!
ここまで書いて12000字になったので、本に関することはあとで別記事にまとめることにします…(;'∀')
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